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blog



こんにちは。
MANHOLEの河上です。


喉も痛いし体もだるい、くしゃみも出るし頭もぼーっとして全然回らない。
久しぶりに完璧な風邪を引きました。

絶対にお店がある程度順調で気が抜けているせい。
ちょっと前から違和感はあったのですが、ほっといても治らない。
健康な頃の僕がどんな感じだったかも忘れました。






「絶対」だったり「完璧」などの言葉を用いて商品を紹介する事はとても主観的で断定的な表現になるのであまり好きじゃないのですが、たまにそういう言葉で紹介したくなる洋服があります。


例えば、こんなアイテムのように。



” NICENESS “
– ELVIN –








NICENESSのコットンワッフルサーマル。

「おいおい河上、またサーマルか。」という声が聞こえてきそうですが本当にその通り。
ULTERIORのハニカムワッフルカシミヤセーターを大量に積んでいる事を別として、ついつい数を積んでしまったくらい気に入ってしまいました。(数を積みすぎたせいか納品時に数枚減産になりました。ちょっとホッとしました。。。)


20番の糸を使用し作られた度詰のオリジナルのワッフルサーマル。
引き揃えの糸を使い斜行を抑えてクリーンな風合いにし、裏起毛に仕上げています。

ちょっとやそっとじゃヘタらない肉厚な生地感。
ネックと袖のリブのテンションは強め。
袖口が伸びてだらしなくならないように、リブにロックミシンを入れています。




僕はスウェットやサーマルといったリラックスしたアイテムにジャケットを合わせるのが好きです。

スウェット/ニット感覚でも着ることの出来る一枚。



” NICENESS “
– ELVIN –
¥19,000+TAX-




手に取った時の「あ、これは良いものだなあ。」という期待は、実際に着た時に確信へと変わるはず。

完璧なサーマルカットソーとは、絶対にこれのことです。







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河上 尚哉





こんにちは。
MANHOLEの河上です。

「店頭で埋もれがちな洋服」ほど、実は実用的だったりします。

例えばこんなアイテムのように。




” NICHOLAS DALEY “
– MILITARY SHIRT –









” NICHOLAS DALEY “
– MILITARY SHIRT –
¥55,000+TAX-

SIZE: 36/ 38



安っぽいのか味があるのかわからなくなるような雰囲気のポリエステル混のリネン素材。
化繊の光沢感がありつつも、リネン特有のネップとシワ感が独特の雰囲気を生み出します。

フラップポケット付きのミリタリーシャツブルゾン。
中に着る洋服を変えればいつの時期にも対応が出来そうなアイテム。




台襟がつかないので、オープンカラーにも。
生地はふわふわしていますが、リネン混らしく適度にハリもあります。

釦を閉めると綺麗にカールする襟。

シャツやニットだけだと少し物足りなくなるジャケットのインナーにも。
ショート丈のブルゾンを合わせて柄をアクセントにしても。




オーダーする時には気付きませんでしたが、袖をロールアップできるディテールを中台と撮影中に発見。

「・・・シャツの袖を捲り上げて着ることなんて絶対にしないよなあ。」なんて共感しあってしまいましたが、「結局こういう適当に扱えて、適当に着られる服が一番着るんだよなあ。」なんて結論に。






店頭では一足早く生地感のある秋冬物が動き始めている中で、少しだけ埋もれているこのミリタリーシャツ。




暑くなったり、涼しくなったり。
雨が続いたり、突然晴れたり。

季節の変わり目に振り回されそうな時期こそ、こういうどの季節でもコーディネートの想像できる洋服が役に立つはずです。








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河上 尚哉







” m’s braque “
– HARLEM PANTS –
¥39,000+TAX-

SIZE:38 / 40



こんにちは。
MANHOLEの河上です。

m’s braqueの定番:HARLEM PANTSが入荷しました。

通常服地には用いない家具のファブリックを用いたこのモデル。

生地の厚みもある為、普段より1サイズあげて着用する事をオススメします。
というより、サイズがあって無いようなパンツなので、ウェストが入ればサイズはなんでも良いと思います。


河上/中台共にサイズ40を着用。
中台はウェストがほぼジャストでくるぶし上の丈。
僕はウェストが余るので腰に引っ掛けていますが、どっちの穿き方でも問題ありません。


深い股上、短い股下、ウェストから膨らみ、ひざ下から裾にかけて急激に入る絞りが特徴的なこのパンツ。
今期の家具のファブリックを用いたモデルは、よりその特徴的なバルーンシルエットが強調されるかと思います。

バルーンシルエットのパンツは、今でこそ色んなブランドで取り入れるようになりましたが、m’s braqueでは昔から作り続けている形。



m’s braqueは変わらない。
ブランド自体の提案は変わらないけど、不思議と毎シーズン新鮮味を感じてしまうのも、このブランドの魅力の一つでもあるのです。









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河上 尚哉




こんにちは。
MANHOLEの中台です。


先日タイから帰国しました。
初のアジア仕入れ、なんとか商品も買い付けることができ、一安心です。


滞在していたホテルを出るとすぐに屋台が立ち並ぶ
毎日通った屋台の青年が手を振ってくれる。

買付のメインとなった広大なマーケットの一角。
とにかく熱がこもり暑い、、
水を5Lくらい飲んだ。

いきなりのスコール。
毎日降るので驚かなくなる。
水捌けが非常に悪く、水たまりを避けることを諦める。

バイク大国、、
やはり日本車が目立つ。

夜は混沌としているバンコク。
色んな人種が集まり、バンコクナイトをエンジョイしている。
人の欲が目に見えるような気がしてくる。
全店爆音。通るだけで疲れてしまう。

しばらく当てもなく歩いていると寂れた風景に。
日本には無い空気感。



帰国当日の東京は、タイよりもずっと暑くてびっくり。。
それから随分涼しくなり、今日は秋を感じられる1日でした。


タイには季節がないので、常に夏。
そうなるとファッションの感覚というのはとても狭くなります。


僕らのような海外のバイヤー向けに、商品を集めているであろうディーラーも存在はしていますが、ファッション的な感覚を使ったピックのできるディーラーはほとんどいませんでした。

その為、カテゴライズされた古着を大量に集めるというやり方がほとんどで、その中から自分の感覚で良いと思えるものを探すのは一苦労でした。
そういった意味では、アメリカの”Rose Bowl”などのフリーマーケットは気の利いたディーラーも多く、商品を集めるのもずっと簡単な気がします。


きっとどの国で仕入れをするにしても一長一短、各国の特色をポジティブに楽しんで行こうと思います。










手持ち分の荷物や到着した一部の商品は、クリーニングも終わり、週末に用意することができました。

しかも明日は”Fashion’s Night Out”らしいです。
賑わうエリアからは少し離れていますが、騒がしさに疲れた方はふらっと立ち寄ってください。(お酒もあります。)




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中台 竜郎

GRIND





こんにちは。
MANHOLEの河上です。

先日9月9日に発売された雑誌:GRINDにてMANHOLEが4ページに渡り紹介されています。



前職の頃はいわゆる媒体に掲載されるのが恥ずかしくて恥ずかしくてしょうがなかったです。
自分が載っているページを見ることなんて絶対にしなかった。


「もう既にこっちで編集しているものを、なんで更に編集されないといけないんだろうか。」
なんて、変な理由であまり媒体側と直接関わりを持つことすらしなかったのですが、自分でお店を出す頃に気付きました。


「そういえば、俺らPR関連めちゃくちゃ弱くない?」


・・・まあ、しょうがないか。過去の自分が悪い。
と、いう感じで半ば諦めていたのですが、ありがたいことにオープン時にブランドさん側と一緒に作った別注アイテムをフックに、何社か情報を掲載してくださいました。

僕らは前述した通り情報発信能力が皆無なので、改めて情報を発信する側の強さを感じました。




「GRINDでMANHOLEを紹介させて欲しいです。」

そう連絡が来た際は、素直に嬉しかったです。
しかも、扱っている物の紹介では無く、お店自体の紹介。


ただ、スケジュールがすごいタイトだった。
「いつもこんなやばいスケジュールなんですか?」と聞いたところ、「実は穴が空いてしまって。。。」という先方の事情もあり、タイミング的にもお互いが協力しあえる部分があって良かった。




取材当日に来た編集の方は、MANHOLEオープン日に見た顔。
わざわざオープン日に来てくれて、後日取材に来てくれるとは。。。

「リリースのパッケージを投げてはい終了。」という編集のやりとりに嫌気がさしていた僕にとってはとても嬉しい事。

そんなこんなで無事掲載。

その裏側にあるGRIND編集部の見えない苦労を感じた出来事でした。

こういうことが、当たり前だと感じないようにしていきたい。





MANHOLEが掲載されているページを読み進めると、前職でお世話になった小森さんの記事が。

「小森さんと二人でブレザー作った時が懐かしいなあ。。。まだ一年経たないのかあ。」なんて思いながら読んでいると、COMOLIの直営店が9月14日にオープンするそうですね。





「自分の言葉で自分の作ったものを紹介するのは、なんか気恥ずかしい。」
そう感じていた僕らに声をかけてくれてインタビュー形式で取材をしてくれたGRIND編集部:川田さん。

僕ら店舗と媒体の関係は、直営店を持たないブランドとそのブランドを取り扱うお店のような関係性に近いのかな、と今なら感じることが出来ます。
第三者を経由することで見えてくるもの。





もう既に書店には並んでいると思います。

取材の内容は比較的長いので、買って家でゆっくり読んで頂けると嬉しいです。





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河上 尚哉




「サドルシューズ、いいと思うんだよね〜。 河上君、どう?」

F.LLI Giacomettiの代理店であるWHEELIE代表の秋山さんが珍しく提案してくれた。





WHEELIEさんにはたまに顔を出すようにしている。

お客さんから預かった修理靴を持って行く為っていうのもあるけど、その度に靴の事を詳しく聞くことが出来るから。
靴のことは調べても調べても文字ベースだとあまり頭の中に入ってこない。
実際に物を目の前に、詳しい方から話を聞くのが一番良い。

途中から「お客さんの靴を修理に出す」というよりか「話を聞きたいからお客さんから無理やり修理靴を集めて事務所に遊びに行く」というようになってしまった。


もちろん秋山さんは靴のお直し屋さんでは無い。
とても忙しい方なので、僕みたいな暇な奴の対応をするのは時と場合によっては困るだろう。


それでもわからない事の要点をまとめて聞きに行くと、ちゃんと答えてくれる。

僕はそれをまた、自分のお客さんに伝える。
靴を買うのは、靴を売るのは本当に楽しい。






そんなこんなで事務所に行く度にサンプルを目にする機会がある僕は、あらかじめ欲しいものが決まった状態で展示会を迎えることが多い。

その場で確認するのはサイズをどうするか〜とか、革をどうするか〜とか、木型がどうこうなどを最終的に教えてもらって、次の次のシーズンはこれにしようかな〜、なんて話をするから結局長居してしまうんだけど、型を決めるのにそんなに時間をかけない。
(むしろそこに時間をかけると、「普段あんだけ時間をかけてやっているのに、こいつはまだ悩んでいるのか。」と思われそうなので、クールに装っている。つもり。)



その為、商談の際に「この型どう?」っていう具体的な提案をあまり受けたことが無いので今回は少しびっくりした。



” F.LLI Giacometti “

– SADDLE SHOES –
[ VACCHETTA ELBAMATT ROVESCIO + VACCHETTA ELBAMATT ]



VACCHETTA ELBAMATT ROVESCIO = エルバマット製法のバケッタレザーの裏。
VACCHETTA ELBAMATT = エルバマット製法のバケッタレザーの表。


革の細かい説明は少しややこしいので直接説明させてください。
簡単にいうと植物タンニン鞣しを行った、オイルをたっぷり含んだ厚手の革の表と裏のコンビです。

バッグステイは切返さず、主張の少ない裏のバケッタレザー。



一見内羽根、構造的には外羽根。
内羽根でも、外羽根でも無い紐靴。

馬の鞍のようにアッパーにぐるっとレザーが巻かれるデザインが特徴的なサドルシューズ。

木型は先日紹介したモンキーブーツと同型の物。
インサイドストレート/アウトサイドカーブのとても足馴染みの良い木型。

ハンドソーングッドイヤーウェルテッド。

ソールはビブラムのタンクソール。
返りを良くするために底まで縫いこんでいます。



イギリス発祥、アメリカで大衆化された靴:サドルシューズ。

イギリスのSADDLE OXFORDはレザーソール、革の切り返しも同色を使うことが一般的。

対してアメリカのSADDLE SHOESはアクティブシーンやカジュアルに用いられることが多い為ソールも分厚く、コンビネーションカラーで作られることが主流でした。



イギリス発祥、工場と革はイタリア、デザインはアメリカベース。

この靴はどこの国の物?

どこの国のものでも無い。

だからこそどこの国の物にでもなれる。



” F.LLI Giacometti “

– SADDLE SHOES –
[ VACCHETTA ELBAMATT ROVESCIO + VACCHETTA ELBAMATT ]

¥100,000+TAX-



実はこの靴、あまり僕の意向を汲んでいないので個人的にはとても仕上がりが楽しみでした。

「サドルシューズどう?」と聞かれてから一週間、どんなコンビネーションにしようかなあ、って考えたんだけど、悔しいことに何も出てこない。

「サドルシューズ、オーダーしようと思うんですけど、実際どんな革がいいと思います?」と尋ねて「あー、河上君とこはこれだろ!」という流れで出来上がった靴。





靴というのは洋服以上に、信用できる人から買いたいもの。

そして、新しいものを手にする度に「自分はまだまだ何にも知らないなあ。」と痛感するものでもあるのです。







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河上 尚哉






「やるんだったら中途半端なことは絶対にすんなよ。」

そう言いながらオーダーシートを渡してくれたBLOHMデザイナー:加藤さん。





こんにちは。
MANHOLEの河上です。


「3000円くらいで買った靴が、5000円くらいになるんだよ。」
と教えてもらったUSA製のコンバースは僕にとって中学生の頃からお金でした。

限るあるお年玉と月々のお小遣いを少しずつ増やす為のもの。
まとまったお金になったら、NIKE SBに変えてそこで更にまとまったお金にするような。

だから僕はスニーカーに対してあまり思い入れが無いし、実際に履くことが無いのかもしれません。





加藤さんのブランド:BLOHMとの出会いはUSA製のコンバースが爆発的に流行して市場の価格も高騰した4,5年前くらいの時期。

革靴ばかり履いていた僕もスニーカーを履く気分までならなかったものの、少し軽い靴が欲しいなあ、なんて気分にさせられていた時期でもありました。


その時に買った”HOMIES RAT”は中台と一緒に週7で履いていました。

出勤時にバツの悪い顔をしながら互いの足元を確認する毎日。

靴にとっても、販売員としてもあまり良い事ではありませんが、それ以外の物を履けなくなるくらい、当時の僕らにとって新鮮なバランスを楽しめる靴。




今回、MANHOLEでオーダーしたのはそんなBLOHMの新型:ZIPPY’S。

サイドエラスティックとサイドジップのコンビ。
少し馴染んだらジップを開閉する必要無く脱ぎ履きが出来るかも。

くすんだベージュと薄いパープルの色のバランスがなんともけだる〜い雰囲気を感じさせる靴です。



BLOHM ” ZIPPY’S “
¥35,000+TAX-

Color:Beige
Size:26.0 / 27.0 / 28.0





靴に対する価値観が対極的な僕と中台が、一緒に夢中になれる靴。

昨日入荷しました。

日和ってそんなに数は入れていませんが、気になる方は是非一度お店で履いてみてください。
もしサイズ欠けが起きたら他の取り扱い店舗をご案内する事くらいであれば出来ると思います。





BLOHMの作るものを買った時って、
イケてる不良の先輩と仲良くなれた時のような嬉しさというかなんというか、、
そんな気持ちになるんだよなぁ。。






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河上 尚哉



BROADCAST THE MASSAGE × KASUYA for MANHOLE #1

BROADCAST THE MASSAGE × KASUYA for MANHOLE #2




こんにちは。
MANHOLEの河上です。

オープン時に発売を開始した” BROADCAST THE MASSAGE × KASUYA for MANHOLE “のS/S TEEとSWEAT。

「残ったら悲しいなあ。」なんて思いながら結構な物量を作ったのですが、おかげさまでほとんど無くなりました。


街を歩いていると、着ている方がたまに目に入るのもなんか不思議な感覚ですね。
本当にありがとうございます。





当初はS/S TEE、L/S TEE、SWEATの3型で発売予定だった” BROADCAST THE MASSAGE × KASUYA for MANHOLE “。

告知前日にレイアウトを組んでみたところ、どー考えても型数が多い。

お客さんを無駄に迷わせてしまうのでは。。。という判断の結果、まずはS/S TEEとSWEATの2型を発売することに。



BROADCAST THE MASSAGE × KASUYA
“MANHOLE” L/S TEE
¥7,900+TAX-

Color : WHITE / ASH GREY
Size : 1 / 2 / 3




そんなこんなで店頭に出すタイミングを窺っていたL/S TEE。

ちょうど気温が下がり始める今週末くらいかなあ、ということで9月14日(土)より販売を開始します。




柄はUYUNI / NY / OAXACAの3種類。

ボディはホワイトとアッシュグレー。

サイズは1、2、3の3サイズ展開。




S/S TEE、SWEATは白、グレー以外は色物のボディを使用しました。

その為、ベースに白版を入れなければ印刷が綺麗に出なかったのですが、L/S TEEに使用したボディは白とアッシュグレー。

白のベースを入れずに綺麗に印刷が出来る為、ボディの風合いもそのまま。






二人ともSIZE:3を着用しています。
僕らはプリントのノリさえ良ければサイズ感なんて大きかろうが小さかろうが正直なんでも良くなっているのですが、それだと不親切すぎるので一応サイズは用意しました。

水を通して乾燥機にかければ縮みが入るボディなので、多少大きめを選んでおいた方が良いと思います。




販売を開始してすぐに色やサイズが欠けたS/S TEE、SWEAT。

「再販しないんですか?」という声も多く頂きましたが、再販はしません。

小銭を稼ぐ為に作った訳では無くて、単純に自分たちが欲しかったから作りました。
ネタとして擦りすぎると着づらくなってしまう。



写真選びからプリント位置の配置。
ボディ選びから印刷会社選び。
全部が全部、考え続けてようやく形になったTシャツ。

今後の仕入れの大きな参考にもなりました。
個人的にはそういう意味でも「作って良かったな。」と、思える洋服です。




ウユニ塩湖は見渡す限りの白いだだっ広い平原。
目印も何も無い空間の中で地元民の標識代わりになっているタイヤ。

MANHOLEというお店も、そういう存在になれば良い。



NYの老舗タバコ店:NAT SHERMANのサインボード代わりにもなっている時計を修理する二人の男性。

この写真を見ると、埃まみれのただの廃墟だったこの物件を二人でお店として形にしてきた時間を思い出せるような気がするのです。
どこかに綻びが生じても、また二人で直していけばいい。



メキシコのオアハカにある怪しげな女性のオブジェは、完全にノリで選んだのですが。。。
強いて言えば下の木枠部分が穴にはめる前のマンホールっぽかったから(?)







と、選んだ側としてはなんとな〜くの理由はあるのですが、別にそういうのもどうでもいいんです。
もしかしたら中台はこの写真に関して僕とは違う感想を抱いているかもしれません。


単純に「なんかいいかも。」くらいをスタートに、そこから何かを感じてもらうことが出来たら。
何にも感じずとも、「なんか不思議と着てしまうなあ。」なんて思いながら着てもらえると嬉しいです。









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河上 尚哉



中台が買い付けに行っている間、写真を撮る相手も撮ってくれる相手もいないから自分語りをしていたんですが、流石に書く方も読む方もしんどくなってきたので久しぶりに商品紹介を。







「河上くん。頼まれていたもの用意しているから、事務所一回来てね。」


MANHOLEレセプションパーティの際に錚々たる顔ぶれを引き連れてお店を訪ねてくださったPERIOD FEATURESデザイナー:津村さんはそう言いながら去っていった。


「なんのことだろう?」
なんて思いながら、事務所にお邪魔した際に渡されたのがこのシャツ。

僕はあまり自分がオーダーしたものを覚えていない。
納品された時にお客さんと一緒にビビりたいからあまり写真も撮らないし、ましてやオーダーシートをお客さんに見せることなんて絶対に無いっていうのもあるけど、今シーズンは特に会社作り/お店作りに関して自分が経験したことの無い出来事を自分一人でこなしていたので、特に抜けている部分が多い。




” PERIOD FEATURES “
Strip Patchwork Shirt by Hand
¥58,000+TAX-


< PERIOD FEATURES >

僕がこのブランドを知ったきっかけは近隣のお店で取り扱っていたからだし、津村さんも近隣のお店経由で知り合った方。

その為、MANHOLEで取り扱うつもりはなかったし、このシャツも顧客さん相手に裏から出して売ろうかな、と思っていましたが。。。


先日改めてこのブランドの持つ” 役割 “を聞き、「お店で紹介したいなあ。」と思ったので来シーズンより型数を少しだけ増やしていきます。




インドの伝統的な手仕事。
王族しか着られないような、時間も素材も贅沢に使われた生地を用いることの多いブランドですが、決してそのラグジュアリーさをウリにはしていません。




インドという国は、国の政策としてこういった伝統的な手仕事を大事にしています。

もちろん”国の伝統的な仕事を守る”という側面もあるけど、どちらかというとインドは人口が非常に多い為そういった人々に仕事を与えないと、貧困化が急激に進み暴動が起きるから。



彼らはアウトプットや売り方を知らずに、ただひたすら作り続ける。

どんどん時間と労力と素材をかけた生地を倉庫に積み上げていくだけ。



PERIOD FEATURESデザイナー:津村さんはそのような” 伝統的な手仕事により作られた、ただ積み上げられていく素晴らしい生地 “に目をつけた。

そこからまた、現代的に、人に着られる洋服を作っていく作業。



「この生地いいな〜!って思って、また同じものを作らせると全然ダメなんだよね。」
と、津村さんは言う。

” 売る為に作る “という根本的概念の少ない彼らは、すでに売れたものに愛着を感じないのだろうか。
100% → 80% → 60%というようにどんどん手を抜いていってクオリティが下がるそう。



生産をコントロールする方は大変だろうな〜、なんて考えながらも、僕はそれがすごく自然なことだと感じました。

既に価値の出たものを再び作ることは、ただの作業になる。




インドという国としての役割。
伝統的な手仕事を行う現地の人間の役割。
それをアウトプットとして形にする津村さんのような方の役割。
そして、それを受け取って、人に伝える僕ら現場の人間の役割。




もちろん単なる民芸品ではなく、着るための洋服。
着用写真を載せたかったのですが、セルフタイマーの間を棒立ちしながら待つのが辛かった為やめました。


生地の配置/ステッチの配色。
感性のみで作られる、狙ってやっていない自然な感じが素晴らしく良いシャツです。

是非実物を羽織ってみてください。


あ、自然といえば昨日の台風でMANHOLEは浸水こそしないものの(高台なんで。)、コンクリートの躯体の老朽化による水漏れが発生しました。

まあ古い建物だからしょうがないかなあ。




ある程度対策はしていたので、商品の被害はゼロ。
人間がどんなに抗おうと、自然の力には敵わないですね〜。

なんて、このシャツを紹介しながら思ったり。





自然のパワーにも敵わないし、人間のパワーにも圧倒される瞬間がある。
お店の水漏れもMANHOLEだからしょうがないよね〜。(もちろん対応はしてもらいますが。)

と、少し悟ったようなことを思いながら今日の水漏れに対するモヤモヤとしたストレスを消化しましたが、この苦労を共有する相手がいないのはやっぱり寂しい。

中台、早く帰ってこないかなあ。。。









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河上 尚哉




Kilgour French & Stanbury

Heinrich Dinkelacker





僕は、先ず、自分自身の為に装う。 それが他の人に認められれば、嬉しい。
僕自身のスタイルは、日を追って洗練を高める旅のようなものだ。
他の方法ではおそらく受け容れることが難しい自分の側面を、ファッションが表現する。
その意味で、僕は毎日の旅路を楽しんでいるし、旅が終わってしまう日を恐れている。

引用元:SSENCE – Stefano Pilati –





「河上くん、SSCENCEのピラーティの記事読んだ? 良いことが書いてあるんだよね〜。」

MANHOLEでも取り扱いのあるブランドのとあるデザイナーさんから教えてもらった記事。

パッと見ただけで拾う部分がたくさんあるし、何故だか読むとなんとなく自分が肯定されているようで元気が出た。(規模感はどうあれ)



前職の中小個店で得た一番大きなものは「外から情報を得ること、知らないことを教えてもらうこと」。


外に出て今まで関わることの無かった人と会う。

展示会の内容ももちろん重要ですが、商品以上に大切なのが展示会で話をすることで得るもの。



僕に出来る仕事は、それに自分の価値観を乗せること。
薄めずに、どう濃くするか。

その上で、人に伝えること。



FRANK LEDER – COLLECTION ” Oderbruch “

[ Schladminger Wool Long Coat ]




これはMANHOLEの開店祝いとして、ある方から受け取ったもの。

良い意味で驚きは無かった。

なんとなく、そういうことをしてくれそうな予感はしていた。



このコートを受け取ったことで自分にしか出来ない役割が増えた気がする。

今の僕には、自分が苦労して作り上げた自分のお店がある。





Heinrich Dinkelackerは近くのお店で買うことが出来る。
現行の革靴は自分で新品を買って自分の物にしないとわからないから、人にあげるものでも人から貰うものでも無い。

だけど、Kilgour French & Stanburyのジャケット、FRANK LEDERのコートはもう手に入らない。
いつかリプロされてもそれは全く別の物。

10年後か、20年後か。
いつかどこかで出会うであろう誰かに渡すことが、今から楽しみで仕方がない。





僕はおそらく手放すことのないモノをいくつか持っています。

誰にでも価値があるものでも無いかもしれないし、実際に身につけることはしばらくないかもしれません。

企画のサンプルにすることもきっと無いし、ましてや売ってお金に変えることなんて絶対に無いモノ。

僕にとって本当の” 手放すことのないモノ”というのは物理的なモノではなく、今まで出会った様々な方から受け取ってきた主張や意思、思想から形成される僕だけの価値観なのかもしれません。






最後に僕が大好きで非常に共感が出来る、ある方の価値観を紹介させてください。




彼のブランドアイコンであるシャベル。これは労働の象徴であると同時に新しい道を切り拓くための道具でもある。毎シーズン彼の作る服に添えられたお伽噺のようなテーマ性。それはエディ スリマンにはちっともハマれなかった当時の僕にシャベルを持たせ、退屈な日常から少しだけエスケイプするためのトンネルを掘らせてくれたんだと思う。
ファッションとはモノではなく物語だ。

引用元: – 我が逃走 – Amvai 鶴田啓 (international gallery BEAMS)








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