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DIVAとは



Diva” というのはどうやら、素晴らしいオペラシンガーの女性を称賛する際に使われるイタリア語らしい。スタンディングオベーション、大喝采に包まれながら”ディーヴァ!!” と光り輝く舞台の歌姫に向かって叫ぶ、そんな感じなのかなあと想像してみます。
語源のラテン語 “Diva” は女神を意味する言葉のようです。


というわけで。
BOURRIENNE Paris X の白いシャツ、DIVA。

ふだん自分に足りていなかったのかまさにこういうところだったんじゃないか……そんな風にも思わされる、なんとも魅力的なディテールが詰まった白シャツです。


極端な襟下がりと台襟なしの小さな襟。前立て幅2cmという細い比翼仕様。
ロングカフス、そしてカフスボタンの代わりに垂れ下がったリボン幅の白い紐。

「極端に下がった襟元が気に入っている。カフスが長いのもいいし、俺は普段からシャツの袖釦はめんどくさくて留めないから、そもそもボタンが無いのも良い。この紐もリボンみたいに結んでも良いんだけど、釦すら留められないんだからどうせ結ばない。ご飯食べる時に結ぼうかな、うん、ご飯用の紐だな。そう開き直って普段は紐がこうやってひらーんとしてるのが、なんか……いいよなあ。と思って仕入れた。」と、河上さんが言っていました。



「あと、この襟も袖も紐も、普段出ないところが出るのが、なんだろう、『男らしいもの』の内側に隠れているもの。つまり、「男らしくてかっこいい」とは別の部分の魅力が出るような気がして……なんかいいよな」

カーディガンの袖からヌッとロングカフス、そしてしゅっと紐を引き抜き垂らす。この動作そのものさえとても気分がいいです!

カモパンに黒いカーディガン。居心地のよい脱力感そのままに、なんでしょう、なんというか……絶対にこれまでの普段にはなかったものがある気がして……なんかいいですよね。


立ててみると、不意にシャープな襟。
鋭さそのままクールに続けて行きましょう。


ロマンチックでマスキュランな装いに……って横文字を並べればクールってわけじゃありませんね、危ない危ない。クールネスをカタカナに委ねるようではまだまだぼくもポットデノヒヨッコですね。

ふだんはふつうのシャツがちらっと見えるくらいだった袖口から、こうも出てくると変わらないわけがありませんね。べつに普段からわざわざ「変わろう変わろう」と思う必要もあんまりないし何なら難しいことだと思うのですが、ふと、自分にとって圧倒的に違うものみたいなのに触れたとき、ふっと何かが変わっていくような気がしますよね。あれキモチイですよね。


男らしい、とか、ともすれば男臭いと形容することもできそうな格好たちに、しなやかさを与えているのはDIVA。このシャツを眺めて「なんかいいなあ」と思えるのならば袖を通したが最後「ありがとう」という言葉が自然に出てきそうな気さえします。
ちなみに極端な前下がりによって下にパーカーなどもすんなりと着ることができます。
シャツの下にパーカーのような、ヤングな装いに色気を与えているのは間違いなくDivaによるものですね。河上さんが以前「ブリエンヌしなくてもいい」と書いているように、普段通り、このシャツを楽しんでみてはいかがでしょうか。



ちなみにこのシャツは右前合わせ。そう、レディースモデルです。
「俺は100%の気持ちで『左だろうが右だろうがどっちでもいい』とは言えない。許せるものと許せないものがあるけれど、このシャツはそんなことはどうでもいいと思えた。そういうものって、やっぱりいいよな」と、河上さんが言っていました。僕は「なんか釦留めづらいな」と思ったくらいで言われるまで右前なことに気付きませんでした。
メンズの合わせに着慣れている方ははじめ少しやりづらいかもしれませんが、比翼なので留後の見え方的には…………なんていうことはもはやどうでもよいことですね。

なんだか良い、というピュアな気持ちに身を任せたくなるシャツがDIVAです。

“BOURRIENNE Paris X” -DIVA-
Color: BLANC Size: 38, 44. ¥69,300- (tax included)



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吉田 悠人

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いいよな


Dechampsのシルバーボンバージャケット。

銀色のラミネート加工が施されたシルク100%のシェル。
リサイクルカシミア71%、リサイクルウール4%、ポリエステル25%の中綿。
ビスコース100%の裏地、コットン100%のリブ。

で、先日のカシミア100%のレオパードカーディガン同様。
この洋服が今お店に並ぶ理由は「シルクは通年素材です」とか「まだまだ朝晩は寒いですよ」とか「Dechampsの今シーズンのテーマが〜」とか、そういうんじゃないし実際そういうんじゃないです。

(デザイナーならまだしも)僕らは夢のテーマを売っているわけではなく現実の洋服を売っている。


「作りたかったんだな」って感じました。
で、「いいな」って思って仕入れました。
やっぱりそれが一番なんだよなって思っています。

“Dechamps” – Silver Bomber Jacket –
Size:M ¥327,800-(tax included)




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河上 尚哉

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みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
今はスカートですか?それともパンツですか?それとも重ねてますか?
フルレングスのパンツの上にスカートを重ねる、そろそろ(というかだいぶ前から)慣れ親しんできたのではないかと思います。いつも穿いていたフツーのデニムとかスラックスの上に、新しく手に入れたスカートを、+α。しただけなのに、何か新たなモノが生まれたよう。組み合わせ次第で何パターンも生まれる。それは楽しくなりますよね。
しかーし!パンツの上にスカートを重ねる、そんな時代は終わりました。終わったのです。
・・・嘘です。もちろん真っ赤な嘘です。いや、薄紅色くらいかな?春の訪れも香りますしね、というわけではないんですが、真っ赤とまではいかない訳がある。つまりグレー。は?
半分ホント、ってやつですよ。CLASSの新シーズンを見渡すと、パカっと割れたもう半分から新しい芽が生えていました。


「あのー、こういうところでね、なんとお呼びしていいか分からないんですけども、どういうお名前が、ご自分に、あの……」
「あぁ、ぼくァたけしですよ」
「たけしですか。 ・・・でもたけしって僕呼び捨てにするわけにはいかないのでですね……」


妙な空気感のもと、コーヒーをすする北野武に蓮實重彦が呼び名を問うというなんともいえないお茶目な会話は『北野武 神出鬼没』(1999) の冒頭なわけですがね。

ぼくァこのCLASSの洋服をなんとお呼びすればいいのでしょうか。
「CCGS09UNI B」と呼び捨てにするわけには……
先の映画ではたしかそのあと蓮實氏が「武さん」と呼ぶと、たけし氏は「たけちゃん、とか」と笑って返すんだった気がしますがね、こちらはさんを付けようがCちゃんと呼ぼうがなんだかなあという感じですよね。


とにかく、ご覧の通りです。
パンツとスカートが一体化しているような、というかまさに一体化している・・・結局なんでしょう。まあここで立ち止まるのも飽きましたね、外観を一旦忘れると穿き方的にはパンツなので便宜上これはパンツだということにしましょう。


しかしなるほどどうしてスカートがスカート然として存在しているのでしょうね。
ふたつをひとつに、シンプルなアイデアが洗練された姿で具現化している、そんな気がしています。

うしろ、スカートのベント。いや、スリットか。
スカート部分は側面を除き前後にあらわれ出ている感じです。

パンツ部分も、スカート部分も、グレーのチェック。
生地はDormeuil社のトニック。風が心地よく通り抜けそう。
そんな風と共に、「シャリっと、ジャリッと。トニックはいいよなあ」という河上さんの声が聞こえてきました。


フロントにはしっかりとジップがついていますのでご安心を。
そしてウエストはベルトループレス。すっきり。
左右側面にそれぞれダーツが入っているので、腰でスと留まるイメージのフィッティングです。

ス。


ベルトループレスだからベルト巻いてはいけないわけではない。
ということで細スタッズベルトを上に。
そのベルトにレザーのウエストポーチが装着されていますね。


そして、振り返ると、


また新たなベルトが巻かれ、ストラップがジャララランと追加されています。
そもそも腰回りがスカートに覆われて絶妙なソリッド感が演出されている(?)ので、ゴリゴリジャンジャンジャラスもいいですね。
「ベルトループのないパンツ、落ち着かないんですよね」という方も上からベルトを巻いてみると意外と落ち着いたりします。


慣れ親しんでいるようで新鮮で、かつなんだか心がモンモンかき乱されるようなこの洋服。
巻いていこう/足していこう のノリに乗ってここまでやってきたわけですが、


なんだかんだこれくらいもいいですね。
そりゃあそうですよね、あってもいいってことは無くったっていいということです。
これは決して過剰でも怠惰でもないということです。どっちもイケる、というのは両方を併せ持つことが与えてくれる特権のようですね。




ふと思い直してみると、パンツとスカートが一体化している、というよりも元々ジャリっとチェックの一本筒がガリガリスパパと切り出され、結果総じて3つの筒が生まれました、脚を通すと穿けます。のように見えてきました。
何を言っているんでしょうか。
以上、CCGS09UNI Bさんでした。

CLASS – CCGS09UNI B –
Color : GREY Size:1,2,3 ¥92,400-(tax included)



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PYRAMID STUDS 72

「クフ王のピラミッド内部に新たな空間が発見されました」なぜだか心躍りますよね。
約1万km離れた砂漠に聳え立っているらしい巨大な三角錐。その中に謎の空間が発見されようが私たちの大半には何の影響も及ぼさないし、正直その空間の謎にそこまで興味が湧くわけでもないんだけど、なぜだか唆られるものがあるんですよね。



72個のスタッズが38mmの英国製ブライダルレザーに所狭しと。
スクエアのバックル。
Kingsley Walters Studio × Godard Haberdasheryのスタッズベルトは腰に巻くだけでいい。ベルトである時点でそれは当然のことですが、大ぶりなスタッズが二列並ぶだけでこんなにも心が躍るのは嬉しい驚きなのではないでしょうか。


スケートボードをかじるとですね、前歯が折れるかグリップテープで唇が切れるかまずどちらかは免れないと思うのですが、むろんそういうことではなくて、SNSのアルゴリズムに世界各国のスケートビデオが織り込まれることになります。それらを感嘆しながら眺めることが日常の一部となるのですが、彼らの滑りを見ていると同時に服装なんかも目に入ります。俗に「カルチャー」と呼ばれるような領域とは面白いもので、その中にいる人々の見た目は身体的な動きやそれぞれのマインドと連動しているように感じられます。し、それは自然なことだと思います。ってこんなスカした言い方しなくてもそれがノリっていうものだしスタイルってやつですよね。いつのことかも忘れましたが確かカルフォルニアのスケーターがだらだらと坂をたまにオーリーしながら下ってたしか最後花壇みたいなのを越えるだけの動画を思い出しました。その彼は一見いわゆるTHE スケーター:ワークパンツにボロいネルシャツって感じだったんですが、チラつくベルトがちょうどこんなようなスタッズのやつだったんですよね。なんだか全てがよく見えたような気がします。

この話。
KWSのバックグラウンドとは国も何もかも違っていそうだし、スタッズの起源とかは知らないけれど、通じるのはそういう気持ちなんじゃないかって気がしました。つまり、バイカーとかパンクとかメタルとか、そういうカルチャーを知っている必要もない上に「〜のデザイナーが何年代に〜」みたいなことを無理に知ったかぶる必要もないということです。
きっかけはきっかけ、興味が持てたらこれから知っていけばいい。

ちなみに、このベルトは去年河上さんがGodard Haberdasheryにて購入し(過去のBLOGを遡れば時たま私物のお気に入りベルトとして登場しているはず)、今回MANHOLEにも並べられることになったというわけです。「普通の格好を、自分や誰かにとって特別なものにしてくれそうだよね」と、河上さんは届いたこのベルトを見ながら言っていました。
煌めきますね、巻きたいですね。

“Kingsley Walters Studio × Godard Haberdashery”
– Barnes studded leather belt 38mm –
Size : 30, 32, 34, 36
¥107,800- (tax included)



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吉田 悠人

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502、といえばそれはまさにぼく(吉田)が一時期無限に通い詰めていた友人宅の部屋番号に他なりません。が、もし他なるものが存在するとしたらそうですね、靴ですね。
FG502、F.lli Giacomettiのダブルモンクストラップシューズ。



502はですね、わりあいとシティなエリアにも関わらず高速道路の入口すぐ手前に位置するビルの一室でして、麓のビッグ歩道橋から眺めたときの町のはずれ感、とでも言いましょうかなにか独特の雰囲気があるんですよね。屋上に上り見渡すと、あたりに緑が多く高い建物が少ないせいか特別高いところに来たような気がして気持ちいいんですよね。エレベーター無し、最寄駅からも10数分歩くというミニディスアドバンテージがありながらも、気づいたら向かっている。特に何があるわけでもなし、自宅からもまったく近いというわけでもないんですがね。間取りもすこし変わっていてですね…
お部屋紹介はこれくらいにしておきましょうか。あ、でもここのところ以前と比べては遊びに行くことが減っていたのですがちょうどこの前行ったんですよねえ。なんか配置が色々と変わっていましたが相変わらずナイスハウスでした。最初に行ったのはいつだったろうか……電話してみようかな……



いやはや、こちらはいつ見てもかっこいいです。色柄革それぞれのインパクト、一度見れば脳裏にこびりついているはずなのですが見る度新鮮なのはなんでなんでしょうかね。

FG502、ダイヤモンドパイソン。言うまでもなく蛇です。
ぼくが初めてこの靴を買ったのはいつだったか、正確には覚えていませんが、ぼくにとってこの靴はふたつ目の蛇でした。いくら2種類目だろうが色々な要素を鑑みて流石にスッと買っちゃうような靴ではないはずなんですが、そんなことはどうでも良くなるくらいにインパクトがスッと沁み渡ったんでしょう。気づいたら履いてました。
この色と柄、きっと過去のBLOGを目にしたことがある方ならば「何にも合わないからなんでも合う」という謎に包まれた触れ込みに覚えがあるかも知れません。初めて聞いた方ですと今頃はとりあえず理解に苦しんでいるころかも知れません。
がこちらは実体験から言って、鵜呑みにしていただいて一向に構いません!
逆に、この靴に順当に色や素材を合わせようとコーディテートを練ろうと想像してみてください。それはそれはもう……茨の道というかもはや茨そのものなのではないでしょうか。
考えることなく、ほんとうにそのまま履きたいように履くことをおすすめします。


何も考えていないと、こうして蛇が思いがけず豹に出会うこともしばしば(?)。たぶん、もう何を言おうとしているのか自分でもわかりませんが、おそらく普通服を着るときに「パイソンとレオパードだな!」という考えに到達することは珍しいことだと思うのですが、こうもしっくり来てしまうと、そう珍しいことでもないのかも知れません。わかりませんが、すごく良く見えることは知ることができました。


ここいらで、実際の着用談。
先ほどお伝えした通り、気づいたらこの靴を履いていたぼくはそのまま履き続けました。
奇しくもMANHOLEには蛇の靴が並んでいることが少なくないのですが、興味を持ったお客さんに「これって剥がれたりしないんですか?」と聞かれたことがあります。

購入当時、見た目通りこまめなメンテナンスが必要ないというかあまりやりようがないことを伝えられ、「この艶々としているのは化粧された状態。コーティングだから、初めに防水スプレーをかけるといい。で、履いたらブラッシング、定期的に防水スプレー。」という河上さんのインストラクション通りにしました。スプレーをかけたからと言って、雨に晒して良い訳ではない、ということは流石のぼくにも察せられました。そもそもピカピカに履きたいし!
そうして(たぶん)1年ちょっとが経過した頃でしょうか、「おんなじ革靴は毎日毎日続けて履き続けるようなもんじゃないよ、気持ちはわかるけどな」という河上さんのインストラクション②を華麗にスルーしていたぼくでさえ、雨の降っている日、そして降りそうな空模様の日には履くことを避けていました。しかしちょうど、ちょうどその頃というのが、「雨は流石にダメやろ」という一線を、「今日もこの蛇履きたい」という思いが跳び越えた時でした。いやそうは言っても流石に積極的に雨の日に履いていたわけではありませんよ。たまに魔がさしちゃったという程度ですよ。そんな生活を続けていたら、数ヶ月後ですかね、ぼくの足元をふと見た河上さんはおそらく全てを悟ったことでしょう。そんなぼくの蛇にさえ鱗の剥がれた形跡はございません。雨などに当たりにくい踵付近の部位にはまだペインテッド感&コーティングが残っているところをみると、なんというか、普通に履いていればかなりの年月をピカピカのまま過ごすことができたはずです。しかしぼくの蛇の名誉のためにも付け加えると、野生よろしくの色味に近づいたパイソンレザーも独特の渋さを備えました。

つまり、履く人の好きなように履ける靴、ということです。
これを履かずに伝えているとしたらその人が言っていることは信じるに値しませんが、ご安心ください。MANHOLEの人たちは全員履いています。好きなように。その人らしく。

“F.LLI Giacometti” [FG502] – Double monk strap shoes –
Forma : Verde, Pitone Acapulco Soleado
¥206,800-(tax included)



やっぱり蛇は、いいですね〜


ちなみに今回は黒い蛇も入荷しています。
背中革を使用したベージュに対しこちらはお腹革。河上さん曰く「恐竜みたいでいいよな」ということで採用されたそうです。色のみならず革の質感、雰囲気も異なる輝きですね。かっこいい。
502に乾杯!


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