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blog

SACK MY MEMORY

ハロー!
MANHOLE、そしてDUBINGより。



「ようし、待ちに待った旅行だ!楽しみだなあ」
夢と希望を胸に、そしてその胸を期待で膨らませ。
そして彼のリュックもまた、何かでパンパンなのでした。

〜♪♪


「なんやこれ」


「むむ?」
なにやらでっかいパケの中には “HELLO my name is DUBING”。 ニンマリステッカーと共に、黒いなにかが密閉されております。
「まあ開けようかしら」


「滑らかな手触り……そして絶妙な光沢……これは……」


これはいかにも、MANHOLE SACKですね!
素材はLIMONTA Nylon。リモンタナイロンといえばPRADAでしょうか。悪魔2は見ましたか?ぼくは見ていません。ナイロンらしからぬ、といった表現すら今となっては成立しなさそうですが、高級感あふれるナイロン。

「でかい。ジャーン!って言いたくなる感じだなあ。SACKか、それはつまり、」


「ギューーーーン。こういうことですな。いったいぜんたい、きみはどこから来たんだい?」

???「ぼくが元ネタだよ」


画面左がMD SACK、右が元ネタサック。ああ、そこそこ、ちょうどそこなんですよ、そんなポイントにDUBINGロゴ。表面には白、逆側には黒でプリントされています。
「サックに表も裏もないんじゃありません?まあ背負うごとにコロコロ変わるくらいで良いでしょうよ。ちなみに私はこのようなロゴが背中にプリントされたDUBING TEEを持っているんですがね、これがまたなんかシールが付いちゃって気づかずそのまま、みたいなお茶目な位置なんでございます。ある日こじんまりした居酒屋で厨房に背を向けた席で飲んでいますとなにやら後ろからクスクス数人の笑い声が聞こえたんですね。まあ客も私たちくらいですし、さしづめ身内のゴシップかなんかで盛り上がってるんじゃないかと思った矢先、女将が私の方へ忍び寄ってくるではないですか。「あのう……お兄さん?背中、気づいてらっしゃる?らっしゃらないわよね、取って差し上げますからクスクス」と、私の背中に手を伸ばすもんですからああそうかあれのことかと察した私は嘲笑のお返しにちょっくらしちゃおうってんで「え?!なんでしょうお願いします」とされるがままになったらですね、女将さん必死になって私の背中を引っ掻いてるんですわガハハハハ!「あらやだ取れないわ汗汗」「そのままでいいですから、女将さん、ビールをもう一杯!」「…あいよ!」
かっこ閉じ。まずいまずい。まだSACKの口も開けてないのにどこからともなく思い出が溢れ出てきましたよ。お口SACK。と共にオープンザサック。


内側も表地のLIMONTA Nylon。
「紙一重につぐ、リモ二重、か。まあ背負え背負え」


「む、ちと長い。もうちょっと……」


「これくらいで背負いたいもん。」
というわけで、MD SACKファンクション。

シュー

シュー

キュ。
リングに通された肩紐を引っ張って結ぶ。
単純で確実な調節でお好みの位置に。


パ。
「やったね!ちょうどよい。」


「あ、黒い方のロゴ」


「まあせっかく出会ったことですし?MD SACKに詰め替えますかね。ちなみにブラウンのリュックは昔Iさんに頂いたものなんですよね。記憶力が驚くほど乏しい私のことですから、頂いた当時のことを鮮明に覚えているわけではありませんが、なんの申し合わせもなく、「じゃ、これあげますから」といった感じで唐突に受け取ったのではないかしらん。ありがとうございます、お礼と同時にその日の荷物を詰め込み今日に至るというわけです。」
ここまできたら、やるしかないですね。

WHAT’S IN MY BAG!!

普くやらせでおなじみの企画、あなたの鞄の中身教えてくださいのやつ。
当然のことですが、もちろんこれもやらせです。
「やらせ?はたして全部が全部そうかしら。」


「着替え、靴、まあ必要になるだろうからと持ってきたパソコン。重いのう」



「発掘されたおそらく昔のぼくは挫折したんであろう本。全5巻中今4巻の終盤。この旅から帰る頃にはきっと読み終わっていることであろう。」


「うんうん、機内は乾燥しますからね」


「ほう、オープナーとな。こりゃなつかしい。たしか昔、「たまにはちょっといいやつ飲もうぜ」とわけもなく背伸びして買ったちょっといいワイン。ちょうど今くらいの季節でとても外が気持ちよかったからピクニックだろうとたどり着いたお誂え向けな原っぱのベンチ。ある日の深夜。・・・・・・「これ……キャップじゃ、ないわ。」「あ……」詰めが甘いとはこういうことでして。さっき買った店ももう閉まっちゃったよということで、オープナーが売っているコンビニを探し歩いたんですよね。結局先にビール飲んじゃったりなんかしちゃって。そういえばこの前飛行機に乗ったんですがね、凶器判定が出てなにかと焦ったらこれでした。職員さん、あんたなんかにゃ渡さないよ!」


「その飛行機では高知に行ったんですがね、着いた途端にはしゃぎ始めて目が覚めたら2日目の昼。とりあえずのんびりしようと露天風呂に浸かっていたわけです。あ〜気持ちよかった、と髪を乾かし(タオルドライ)鏡を見るとじぇじぇじぇ!なにこれえ!眉間のちょい下に謎の腫れ。痒い気がする。おいおい……風呂で刺すのはナシでしょう……と待合所で友だちに報告。「これみてよ……」だからなんやと車に乗りこみ再出発。と、すぐに見えたのはドラッグストア!あ!と立ち寄り購入したムヒ。[目の付近には使用しないでください]……背に腹はかえられぬ。塗布。再出発。ひゃー風が気持ちいいねとふと目に入ったサイドミラー。ものの小一時間だったと思いますが跡形もなくなっていました。晴れやか……正確ムヒ。」


「ほな詰め替えまっか」


「えっほ、えっほ」


「あぁ、細々したもの……は」


「とりあえずこのパケに入れておくか!天才的アイデア!どうせ今日だけだろうけど」
ちなみにこのパッケージは河上さんが買って河上さんがシールを作って河上さんが貼って、
河上さんが詰めてました。楽しそうでした。


すごくいいですね。キッチュな感じと重厚感がばったり出くわしちゃったみたいな、そんな感じがしてすごくいいです。
生地と形、そして小さなロゴ。漂う重厚感とは裏腹なシャリっとしたしなやかさ。清々しく背負いたくなります。
「なにやら河上さんとSさんがなにかバッグっぽいものを作ってるっぽいな」それくらいはアホのぼくでも気づいていたわけですが、チンケな想像力なんて飛び越えてきましたね。生地やこのSACKが生まれた背景については昨日のBLOGを読まれるのがよろしいかと。


時に、Sさん。
ぼくの記憶が正しければぼくが初めて手にしたDUBINGはおそらくNIPPSのTシャツ。「これってなにかのブランドなんですか?」たぶん17歳くらいだったぼくに尋ねられた中台さんはたしか「うん、ダビング。おれの知り合いっていうかなんていうか、その人がやってる。」そんな感じに答えてくれました。いつの間にかここでのアルバイトが始まり、のちにSさんともお会いしました。ぼくがお店にいて、Sさんがふらっと立ち寄ると、会う。そりゃどこだって誰だってそうなはずなんですが、毎回嬉しいです。「こんな若者と話すこともなかなかないからねえ、最近なんかないの?」と、ぼくが特に詳しくもないけどたまたま目にして射抜かれてしまったK-POPアイドルの写真なんかを見せると「そうなんだ、ふふ」と笑ってくれました。後日また会うと「あの子、おれもなんかじわじわ分かってきたよ悠人くん」なんて言ってくれたりもしました。つい最近ひょんなことから連絡先も交換して「なんか面白い写真とか送るね」と言われてワクワクしていたのですがその日の夕方の数枚以降更新はありません。ちょっぴり寂しいですが、そんな時はDUBING!!
MANHOLE SACKに夢と荷物を詰め込んで出かけましょう。いつかは思い出も取り出せることでしょう。楽しいですね。


“Dubing” – MANHOLE SACK –
Fabric: LIMONTA Nylon Material: PA97%, PU3%
Size:FREE Color: BLACK ¥15,400-(tax included)



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吉田 悠人

〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室

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「河上くん、これ、僕がずっと気に入って使ってるカバンっていうかなんですかね。まあカバンなんですけど、めちゃくちゃ使い勝手がいいんで作りたいんだよね〜。なんかアイデアありませんか?」
と、DUBINGのSさんが持ってきた、使い込まれた巾着型ナップサック。
使い込まれた、というか実際にパンパンに物を詰め込んで使っているのを度々見ていたけれど、今までバーコードだと思っていたプリントを改めて目を凝らして見てみたところ「HIROKO BIS」って書いてありました。ウケる。

さて、DUBINGとはMANHOLE黎明期から並ぶ謎の覆面ブランド
「DUBINGのSさん」って時点で僕にとっては覆面では無いのだけれど、覆面ブランド。
なんかそう呼びたくなるのがDUBINGという存在。で、Sさんは中台の古着屋時代からの知り合い。

僕はお店を開けたタイミングでSさんと出会うんですが、Sさんが「これ面白いんすよ〜」と見せてくれるものは古着だろうがSさんが作ったものだろうが漏れなく僕にとっても面白い。Sさんが持っているものはなんでもかんでも作ってみたくてうずうずしちゃんだけど、SさんにはSさんなりの思い入れがあるしな、とちゃんと一歩引ける存在。ものすごく端的に書くと、信頼してます。Sさんにはメジャーになって欲しいんだけどなー、でもSさんメジャーになっちゃったらDUBINGが覆面ブランドじゃなくなっちゃうなー。MANHOLEを始めてからそろそろ7年経ちますね。
ともあれ、Sさんとの付き合いがこの先もずっと続くことを、僕は望んでいる。



さて、アイデアも何もこのざっくりシンプルで使い道もシンプルが故の良さだろうから、何か足さずに生地変えるくらいでいいのかな。そういえば最近違う企画でイタリア規格のLIMONTA Nylonをよく触ってるんだよな。ということで「別の企画でLIMONTA Nylon触ってるんですが、一回それで生地探してみますね」と、伝えてみたところ「いいですね〜!」とSさんの反応も上々。
で、実際に良さそうなものをピックアップしたけれど、リファレンスの厚さに寄せるとこの「使い込まれたリファレンスの柔らかさ」が出ずバリっとするし、「リファレンスの柔らかさ」に寄せるとしなやかすぎてSさんが実際に使ってるように物パンパンに詰めた時の耐久性に欠けそうだなあ。。。と考えながら、イリオスの新刊を読んで寝ることにしました。
朝起きて閃きました。「そうか、しなやかなLIMONTA Nylonを二重にすればいいのか」ということを。


「Sさん、厚みがあるのだとちょっと微妙なんでしなやかなタイプで生地二重どうですか?生地代2倍ですが耐久性が増して、Sさんのカバンみたいに使い込んで日に焼けた場合でも二重だったら裏返して復活!みたいな。裏返すと縫い代は出ると思いますが」と、伝えたところSさんは「二重、いいですね〜!」と言っていました。
あとはーなんだっけな。無地のまんまだとクールすぎるんでDubing×MANHOLEロゴを裏面と表面にプリントして完成。

「Sさん!できました!」
「うわー!すごいいいですね!なんか、なんていうんですかね。高そう!高いんじゃないの!?」
「高いか高くないかわかんないですけど、税込15400円です!」
「え、めっちゃ売れちゃうんじゃないの!?」

・・・売れちゃうか売れちゃわないかもわからないけれど、Sさんがとても嬉しそうだったのが、僕は嬉しかったなあ。


「中台さ〜、このDUBINGのバッグ、誰モデルにして撮影すればいいかなあ。悠人で十分なんだけど、それだといつも通りで終わっちゃう気がするんだよなあ」と、中台に相談したところ「ヒカルとかいいんじゃない」と言われ、中台の古着屋時代の後輩:現スタイリストの田波ヒカル君に連絡。
で、昨晩彼との撮影を終えた頃に中台と合流。三人でご飯を食べに行きました。
そういえば、この二人って一緒に時間を積み上げてきたんだな、なんて当たり前のことを改めて実感しつつ解散。その後寝付けず、僕は何故か東京喰種をJACKからreまで読み返しながら朝を迎えました。んー、ねむいです。

実は自分達には全く関係のない「ファッションの文脈」なんて無機質なそれよりも、もっとこうなんていうんですかね。改めて言葉にするのは少しだけ恥ずかしいけれど、血の通ったコミュニケーションだったり、その人が重ねてきた時間、その人たちと重ねてきた時間を大切にした企画。

ちなみにあまりにもSさんが嬉しそうだったので「しばらく使ってレビューください。一番参考になる言葉なんじゃないすかね」と、作ったサンプルをあげたところ実際にレビューが来ました。

「見た目も超良いです!使い心地は変わらず良いです!生地の柔らかい感じとか最高です!名前は当初バザーバッグの予定だったんですが、パタゴニアのブラックホールバッグのノリでMANHOLE SACKかMANHOLE BAGにしようと思うんですが、どうですか?」

“Dubing” – MANHOLE SACK –
Fabric: LIMONTA Nylon Material: PA97%, PU3%

Size:FREE Color: BLACK ¥15,400-(tax included)




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河上 尚哉

〒107-0062
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Stefan CookeのSoft grip slip-on。
スエードとシボ革というスポーティながら落ち着いたコンビネーション。
レザーシューズにバレエチックなディテールが差し込まれ、その隙間からスニーカー的なムードも漂う不思議な靴。


踵、ぐにゃりとした履き口。
お恥ずかしながらバレエについては無知なのですが、バレエダンサーがシューズを新調してまず初めにする作業みたいな動画はみたことがあります。バキバキっ!ビリビリ!とかいってなんかを剥がしてバチンバチンと叩きつけたりグキグキしたりしていた気がします。すごい迫力でしたが、たぶん足に馴染みやすいように予めほぐしておく、みたいなやつでしょう。野球でいうグローブみたいなことでしょうか。グローブについても無知なので隣の元プレーヤー:こうしさんに尋ねてみようかな。あ、どっか行っちゃった……

とにかく、この踵の柔らかなぐにゃぐにゃがこの靴をslip-onたらしめています。

こういうことです。

指を差し込みおっとっと、なんていう光景も。

たしか以前、MANHOLEにStefan Cookeのシューズが並ぶとなったとき、河上さんは靴専業ブランドとデザイナーズ/ラグジュアリーブランドの靴の話をしていました。確かに河上さんやこのお店のこれまでを遡るとそれはしっくり来ますね。しかしあくまで対置させ続けるわけではなく、その境目は溶けあってきている、といった感じで結ばれていました。それは今の店内を見渡せば頷けます。

ぼくの場合はどうだろうか。みなさんの場合はどうでしょうか。
もう少し近くに引き寄せて、自分の玄関。靴が並んでいますね。
コーディネートはどこから決めるか、やはり足元からか、なんて野暮な話はしませんが、やっぱり結局どうしても決めることになりますよね。決められねえからってんでオラ裸足で出んべ、そんな勇断は滅多にできたものじゃありませんからね。

革靴かスニーカーか。大体がそうなんじゃないでしょうか。
いやおれは革靴しか履かんとか最近はスニーカーばっかだねえとかサンダルは?とかは一旦閉口ですからね。今たまたまどっち側にいようがちょっと一二歩ステップバックして、
革靴かスニーカーか。玄関に出されている靴なんて大体が履き慣れたものでしょうから、よほどのことがない限り迷うことなんてないはずですよね。その日の気分でスッと足が向かっていくものです。なんて言ってますが、意外なくらい、よほどのことってあるもんですよ。
そっちじゃ、ないな……でもこっちでもない気がするんだけど……あれってどこあったっけ?ああ、違うか……
気分ってのはそんなものなので、きっとどこまで行ってもそんなものなのです。


出来すぎた話のようですが、こういう何かのあわいにあるような靴にはその点、すばらしい曖昧さがあるように思います。
優柔不断っていまはぐずぐず決めあぐねることを揶揄して使うようですが、優しく柔らかで断ちきらないって大らかでいいとも思ったりもしますがね。
まあたしかに、ずっとふにゃふにゃじゃダメだなって思うこともあります。


この仕様。
いわゆる革靴としては接してこなかったこのシューズですが、スニーカーでもないことがはっきりと現れていると言えます。
締まるところは締まっている。実生活にもぜひ実装したいものです。
デザイナーズブランドの靴は一般的に儚い印象を持たれがちとのことですが、消耗したところでトップリフトを交換したりラバーを張り替えたりと補修をすれば、心もち長く履いてゆくこともできるのではないでしょうか。と、フラットシューズで傷みがちなトゥ部分もこの靴ならば磨くことで解決。


「ほかがカッチリしてるから、スニーカー」とか「で、革靴。まとまった」
他のなにかがこうだから、こっちはこうする。というのが洋服のコーディテートの起点であり終点でもあるような気がしますが、どちらか一方に対するイメージが揺らいだりぐらついたりするとなんだかよくわかんなくなっちゃうのも世の常ですよね。

そんな時、どちら側にもつかない(≒つける)信頼のおけるヤツがいることがどれほど嬉しいか。フットワークまで軽いと来た。


さりげない自信と共にデートに出かけていきたくもなるし、出た直後に土壇場キャンセルの悲報が入り引き返すのも癪だしヤケ酒にはまだ早いから1人でクールに美術館へ赴き途中で疲れてコーヒーブレイクなんかしてまだ帰る気にもならないからフン、ちょうど見たかったしと映画をみて映画館を出てスマホを開くと友だちからの誘いが。パーフェクトタイミング。楽しい夜になりましたとさ。
どんなつもりだったとかはじめからどうでも良い!そんな気分?


要するに!
肩肘張らない凝り固まらない、怠惰なわけではない。でも何かが欲しいというぼくたちの足元にデザインされたのがStefan Cookeのシューズ。
そんな風に映ったので、そんな風にスリップオン、いかがでしょうか。

“Stefan Cooke” [ Soft grip slip-on ]
Color: BLACK COMBI Size:39 – 43 ¥90,200-
(tax included)



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吉田 悠人

〒107-0062
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こんにちは。「シャツジャケット」と耳にするたびに「つまりどっちなのよ」と思ってしまう吉田です。
結局どうなのかは個別のものによって違ってくるし、おそらく最初にそう呼んだ人も「どっちでもあるんだよなあ」って気持ちだったのではないかと察しますので、どっちだっていいかもしれません!

なにはともあれ、本日はFRANK LEADERより、ウォッシュドピグメントダイドコットンリネンジップアップシャツウィズサイドポケットです。


80% COTTON、20% LINENのシャリっと軽やかなこの生地で形作られたのは、FRANK LEDERのオールドスタイルのシャツ。その前合わせがボタンではなくジップになっています。

と、前情報を知っていればこんな風に説明することができるわけなんですが、おそらく初見だったらなにかライトアウターの類だという印象を受けるんじゃなかろうかと思います。ジップがもたらすものは大きいですね。しかし、ライトアウターって呼んじゃうとなんだかしゃらくさいし、まずアウターと名の付く時点で暑そう。そりゃ肌寒い季節はいいでしょうが、もう5月も半ばに差し掛かろうとしております。見えてくるのはサマー。

そう考えると、これはそうじゃない。
まさにこれからのシャツです。


これからのシャツには、サイドポケットがついています。
ジャケットのように前身頃に主張はなく、サイドシームを利用して静かに差し込まれています。
なんて静かにしている場合ではないほどに、突っ込めるポケットがあるなんて大喜び。個人的にはこの時点でもうシャツを超えています。


くすんだブルーが時折ザクっと見え隠れ。
沈着でスタイリッシュ。いや、スタイリッシュは沈着なのかもしれません。


襟を立ててみると、今度はグレー。
この前「ぐわ、風が強いな……思ったより肌寒いな……」とひとり呟きながらふと前を見やるとスタスタ歩くご婦人がさりげなくシャツの襟を立てた瞬間でした。
と、襟を立てて思いましたがジップシャツで台襟までジップがついているのって意外と新鮮かも。
よりアウターに近づく顔付き。シャツだけど。

長めの着丈、に裾幅の広いパンツ。ということは短パンなんかも気持ちよいでしょうね

オールドスタイル、このラウンドした裾


「ジャリっと爽やか」と形容したこの生地にはすでに洗いがかけられています。
このことが意味するのは、これからじゃんじゃか着て汗をかいてもじゃんじゃか洗ってサーッと乾かしてまたじゃんじゃか着られますよということです。
心もちシックな佇まい、ガバッとじゃんじゃかな感じも軽やかで気分がよさそうですね。

シャツらしく腕を捲った所、奥にちらつくのがボタンではなくジップである所。



何かの上にシャツを羽織る。組み合わせとしては楽しいけれどポケットもないしなあという機能レスゆえの避け。
またはタンクトップ1枚の上に直接ジャケットかあという不慣れゆえの避け。
あるのかどうかさえもうぼくには分かりませんが、もしあるのだとしたら兼ね備えを叶えています。

いつ着るにも便利な洋服、みたいな感じで終わるつもりはなかったのですが…
だから特別聞こえるようなことを言うつもりもないのですが…
人それぞれ色々な尺度はあるかと思いますが、
せっかくいつも着る洋服なら、着るたびに気分がいいものがいいんじゃないかと素朴に思います。
これはそういう服になると思います。

“FRANK LEDER” – WASHED PIGMENT DYED COTTON LINEN ZIP UP SHIRT with SIDE POCKET-
Color: BLACK Size: S, M ¥75,900- (tax included)



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シャツに袖



今となっては、そもそも袂がありませんので「ない袖は振れぬ」という言葉のイメージすらうまく掴めませんね。ない袖ももはやないので候。というわけでぼくたちはどんな袖を振りましょうか。



MARINA YEEより、M.Y.SHIRT I 。
シンプルなモデル名に “OVERSIZED SHIRT” と添えられた通り、このシャツはオーバーサイズ。
素材は100% COTTON。
なんともかわいいギンガムチェックは MAUVE(くすんだ紫)/WHITE。

と、タグに記載された情報を横流しするより他にもお伝えしたいことはあるのですが、かわいいシャツには旅をさせよということでとりあえず行きましょう。

どうぞこちらへ・・・( すべて177cm M着用 )


「100% COTTONだけどシャリっとしていてドライな生地がいい。ギンガムチェックもかわいい。あとは中台が似合いそうだなと思って仕入れた。」と河上さん。

そうなんですよね、この感じ≒古着のデカいシャツでありそうな雰囲気だと、もっぱらハリ的質感はなくて、くたっとするんですよね。(それはそれで好きなんですが、) この形と柄、雰囲気にシャリっとドライな生地がのっていると、なんだか特別な感じがします。
中台さんが似合いそう、というか確実に似合うのは確信するのですが、これ以上言葉にするのが大変困難な感覚ですので皆さまそれぞれのイマジナリー中台さんと折り合いをつけてみてほしいところ。

あえて噛み砕いてみると、デカいのを、ガバッと、適当に羽織っているだけ(のよう)なのに、それだけでかわいくてかっこいい、です。
噛み砕きすぎでしょうか。いいやそうなのです。
そしてこれはまさに、そんな風に着るのがいいのではないかと思わされるシャツなのです。

オン スノーパーカー


袖。
先にかけて薔薇のように、複雑で美しいデザイン。
デザイナー:Marina Yeeは日本文化に造詣があったようで、こういったデザインは折り紙からインスパイアされているとのこと。
そう聞くと、日本で生まれ育ったぼくなんかは一気に親しみが湧くと共に、ああそうか!と。
シンプルを折り重ねて複雑に、無邪気な美しさって感じがします!

ところで、河上さんの呟きには少し続きが。
「めんどくさくていつもシャツのカフスを留めないことが多いけど、このシャツはそもそも留められない。留めないのがデザインに、良い。」
同じ習慣を持つぼくも完全に同意です。


見落とすなかれ、背中の切り替え。というかチェックが少しづつズレていくパターン。
当然この箇所も魅力のひとつに違いないのですが、着ている自分では気づかずに「え、背中、かわいいね」と言われたい。共感してしまったあなたは特別に忘れてくださいませ。


「あとはリボン。袖にはリボンがついている。ジャマだったら取り外せるようになっている。そこもいい。このシャツとかもそうなんだけど、袖にアクセントが欲しい。というか振りたい気持ちなんだろうなあ」


ひとまず一見キュートなギンガムチェックでデカいシャツに映る、けど圧倒的にそうじゃないのが分かる。稀有なバランスだと思います。だからさっきみたいにデザインの効いたパンツもすんなりですし、


「ただのデカいシャツですけど」でも良いんだと思います。


こんな感じにドカン!とやっちゃったっていいですよね。どんなこともやっちゃおう。かわいいだけかと思ったら、不意をつかれる懐の深さだったで候。


「どこが好き?」
・・・もう、全部でいいでしょう、ここまで来たら!
振り回されるし、振り回しましょう。かわいいシャツでした。MARINA YEE、M.Y.SHIRT I。

“MARINA YEE” -M.Y SHIRT I-
Color: MAUVE/WHITE Size: S, M ¥118,800- (tax included)



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吉田 悠人

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