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くぐるか、吸いこまれるか、それとも、


MANHOLEではぶっといベルトでお馴染み:Kingsley Walters Studio から、LANYARD T1が届きました。
両端に金具を備えた、レザーロープのストラップ。

“LANYARD” という単語は、首から提げる(社員IDとか)系ストラップを指すことが多いみたいです。
パコンと飛躍すればつまり、
何か本体になるものを提げるために、LANYARDが必要とされるというわけです。
でもそれは、よくみる青い細うすぺった長いヒモが輪っかになって先っちょにプラスチックの留め具が付いているやつの話ですよね?


とか言いながら、ウキウキで提げてみるとこの位の長さ。
この長さでストラップというと、やはり自然と手が伸びるのはベルトループでは?

というわけで


一方のトリガーフックをベルトループに引っ掛け、もう一方のリングにキーを付けてみました。

ここだけの話、ぼくの中でささやかな発見がありました。
今まで、ウォレットチェーンやキーチェーンを日常的に使ったことはありません。
全く、嫌悪感とかがあるわけでもないのですが、それと全く同じように、必要だなと思ったこともありませんでした。サイフはポッケかカバンに入れているし、鍵は1個しか持ち歩いていないのでそのサイフの中に入れたりしています。たぶん、「持ち歩く数が増えたりしたらなんかにまとめるんだろうなぁ」とか思ってるんでしょう。
つまり、今のところ鍵を束ねてどこかに繋いでおく必要なんてない、と思っていたわけです。
そんなぼくはけっこうキーホルダーが好きだったりする。リングから何かかわいいフィギュアとかミニ工/手芸品とかがぶら下がっているとつい買ってしまうしついどこかに付けちゃう。
キーホルダー、それは文字通り鍵を束ねておくための道具…………
その用途をフルに無視してちょっとした装飾品として身につけているぼくは何故、
長さが増し、(キーホルダー → ウォレットチェーンのように) 性格はそのまま、形状と名前だけが変わってさっきより少々道具感が増した(ように見える)だけで、そうしなければならないと思ったんだろう……

回りくどすぎる。悪い癖だぞ。
要するに、「何かしら貴重品を繋ぎとめておくために、その道具が必要になる」とは逆方向から、
「なんかこの道具(っぽいやつ)、かわいいからとりあえず付けようかな」が俄然アリすぎるということ。
ひょっとすると、「じゃあせっかくだから鍵でも付けようかな」になるかもしれないし。

(?)


あれだけフっておいてちょっとアレなのですが、あらかじめ「逆に」的なニュアンスを口に含んでから聞いてください。
KWSのコレにぼくが惹かれたのは、道具じゃなさそうな感。
もはや、いざ「コレ、何なの?」と問われたとて「いや、なんなんですかね?」と口走ってしまいそうな感じ。

「かわいいですよね、とりあえず付けてみますか?そことか」

もうこの人は既に、何かを繋げてしまっている人かも知れません。

The Portmore collection Lanyard T1 with finishing details in the brand’s Jamaican heritage colours. It is constructed from 8mm leather belting cord and features a trigger hook and sprit ring.


Kingsley Walters Studio、LANYARD T1。
8mm幅のレザーコードを使用し、トリガーフックとスプリットリングを備え、両端にはKWSのジャマイカン・ヘリテージ・カラーズが配されています。


” Kingsley Walters Studio ” – LANYARD T1 – ¥19,800- (tax included)


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マフード?


いやぁ、何かと思ったら…


マフード (マフラーとフード) じゃないですか!
BLESSの遊び心ならば、これはきっとホントに “Mufhood” とかなのでは!?

・・・・・・

そんな想像をたったひと目で与えてくれるコレはその名も “Hoodscarf”。
フードスカーフ。そっちか。

いや、確かに。マフードだと、マ(フラーっぽい)フードか。ってよりかはコレは
フード(付き)スカーフか。
うん?どっちだ?


かなり多くの人が「あれはマフラーだな」と認識するであろうこのチェック。
しかしこの膨らみ、フォルムはまさにフード。

はい。
フードでありマフラー(スカーフ)でもある、というのがどう考えても答えなのですが、それでおしまいならば既にモデル名でチェックメイトなのでまだ少し徒に歩を進めようと思います。


長めのマフラーを、首だけではなくそれこそフードのように巻くヤツ、ありますよね。
これからの季節、目にすることも増えそうですよね。
ポジション的には被りそうですが(被りそうってちょっと紛らわしいですね)、しかし、Hoodscarfの場合、フードを被ることとマフラーを巻くことというのはまた別個であり、被って巻かないこともできるし、被らずに巻くこともできるのです。わざわざ改めて言わなくても分かっていましたよね。というわけで巻きで行きます(被ります)。


このかわいさがこのHoodscarfのすべてであると言ってしまって良いと思うのですが、
今日も終わりに近づいて参りましたので、締めらしいことを言って被り巻こうと思います。

フードの新しい形でも新感覚マフラーでもない。
BLESSのアイデアはもっとシンプル。
ふたつをくっつけた。
このシンプルな作業が笑っちゃうくらい絶妙なポイントで行われていることは、付けた瞬間にわかるのではないでしょうか。

「やっぱりBLESSっていいなー」
思わず呟いてしまったかもしれません!


” BLESS ” – A0047 Hoodscarf –
¥39,600- (tax included)



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Zip-up Velvet Jersey


こんにちは。禅野です。
洋服は質感の組み合わせが楽しい。
それは、コーディネートだけでなく一つの洋服として出来上がる工程に至ってもそう。
生地に糸、芯や綿やジップや釦のような付属、ダーツやプリーツ、襟やポケットのようなディテール、そしてそれぞれに対する縫製。に、着る人が加える伸びや汚れやシワや破れ。
出来上がるまで、そして出来上がった後もたくさんの質感が加わっていくのが洋服。
というわけで、SADEのMANHOLE EDITION。ベルベットのジップアップジャージ。
古着によく見る掠れたパイル地のベロアではなく、化学繊維特有のキラキラとした光沢感を持つ深い黒。


着るのが楽、手入れも楽な洋服だったら他にも選択肢があるけれど、BL12やPT33やPT31は化学繊維特有のキラキラとした光沢感を持つ深い黒。
コットン、ウール、リネン、シルク、レザー。身近な洋服とは全く被らない顔付き。
というわけで、持っている洋服との組み合わせを楽しんで欲しい。気軽にベルベット。

“SADE” [MANHOLE EDITION] – BL12 –
ZIP-UP VELVET JERSEY¥42,900-(tax included)



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禅野 晃士

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SADE、PT33。
黒い、ベロア、太い、ローライズ。
なんと言ったらよいか、ご褒美のようなパンツ。3×3=9、Thank you.


ローライズ=股上が浅いこと、なのでBIGサイズが故に太いパンツとは違います。
穿く時のようにおへその辺りまでウエストをぐい〜と上げてギュンと締めません。
たらふくご飯をくらった後にはちょいと調整せねばな事態にも陥りません。
ぐいギュンにはぐいギュンの良さがありますが、
同様にローライズにはローライズの良さがあります。
ちなみにPT33のウエストはドローコードでアジャスト仕様。ローなライズが到達したところがひとまず今回のウエスト。そこできゅっと結んでください。

素材はご覧の通り、ベロア。
ベロアは、さいこう。



ふわっとしてるのに光沢があり、なんとなくデリケートそうだけど、テキトーに穿ける伸縮性。
かるい、仄かなあたたかみ。
ふとい。くろい。ベロア。かるい。てろっ。ローライズ。ベロア。ふとい。

工夫すれば格好がいい。格好が良い上に楽。
そして、工夫するのが楽しい。
そんな感覚を、PT31が思い出させてくれればいい。(BLOG:Gathered Velvet Jersey)


PT33もジャージだから、当然当てはまる。けれども形はぜんぜん違うから、違うことを思い出させてくれるかも知れない。何が出るかな…


・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・あの日はとんでもない大雪だったから、覚えてるんですよ。あれが何年の何月だったかとかは朧げだけど、たぶん高校1年生の冬とかで、登校したけど雪が降りすぎて昼過ぎに「帰りましょう」宣言がなされた。とはいえ、電車はほぼ止まってるみたいな状況だった。どうせ動いていたとしても東京の大雪、そんなレアな日にまっすぐ帰るはずもなかったでしょうが、まあ帰れず、学校のある駒場のあたりから渋谷までとりあえず歩いた。都内の学校の多くが休校的措置を取るような日なので、歩きながら目に入る店という店のシャッターが、雪の強まった夕方に降りたのは当然のことだった。タピオカ屋さんとかも閉めてんだ。まあそりゃあ学生もいないもんな。白く薄暗い神南エリアにさしかかったとき、ふと、当時足繁く通いはじめていた古着屋さんのことが気にかかった。よくそんな感じで学校帰りに寄っていた。でも流石にやってないよなどこもかしこも閉まってるし…まあでも暇だし前まで行ってみよう。
地下一階のその店の様子を伺うために、路地に面した地上の柵から乗り出して下を覗いた。………………あい……てる?
なぜか、開いていた。入るとそこには中台さんがいた。「ここだけだろ…開いてんの。」と言っていた。裾ずぶ濡れのぼくのスラックスを見て、「穿き替えなきゃだめだろ」的なことを言った。ぼくは茶色いベロアのジャージを買った。サイドに一本クリーム色のパイピング。
ぼくがまだ帰っていないことをなぜか知っている同級生から連絡がきた。その子の家にこれから、未帰宅たちが集まるらしい。指定された住所に向かってみると、そこは竹下通りのど真ん中の中のど真ん中だった。マジかよ。こんなとこに家、あったんだ。お察しの通りその頃にはすでにベロアの裾もビチョビチョで凍りかけていましたとさ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・PT33LOW-RISED WIDE VELVET JERSEY.

ローライズド ワイド ベルベット ジャージー。べるべっど?
「河上さん、そういえばベロアとベルベットってなんか違うんですよね?今回のはどっちなんでしょう?」
「うん、織物がベルベットで編み物がベロア。だからこれはベロア。どっちでもいいらしいけど。どっちでもいいならベルベットって呼びたいなあ、今は。」

じゃあぼくが8年くらい前に買ったジャージもベルベットってことにしよう。


ふとい。くろい。ベルベット。かるい。てろっ。ローライズ。ベルベット。ふとい。
伸縮性をイメージするときには都合よくベロアと呟きます。
さて、PT33の素晴らしさもおおかた伝わったことでしょう!


太くてローライズという気持ちよさは、これまで数多のぶっといパンツを経てきた方たちにも新鮮に感じられるはず。それは紛れもなくその内のひとりであるぼくの(つい今朝の)実体験でもあります。ベルベットジャージの思い出はめちゃくちゃ個人的なものですが、この生地そのものの着心地つまり気持ちよさはほぼ普遍的だと言いたくなるレベルであります。
つまりこんなに気持ちの良いパンツはもうご褒美と言って良いだろう、そんなゴリゴリのロジックでたどり着くのがこのトロトロのジャージ、PT33なのです。ちなみにリファレンスはギャルが穿いていたローライズのジャージらしいです。ご精読ありがとうございました!

“SADE” [MANHOLE EDITON] PT-33
Low-rised Wide Velvet Jersey¥36,300-(tax included)


※10月11日(土)にMANHOLEで発売します。オンライン掲載は10月14日を予定しています。
在庫状況に応じて掲載しない場合もございます。何卒ご了承ください。


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吉田 悠人

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SADEのPT31:Gathered Jersey。
デザイナーが学生時代に穿いていた、あるスポーツブランドのジャージをSADEとして形にした洋服。
で、「デザイナーが学生時代に穿いていた、あるスポーツブランドのジャージ」というのはあくまでもモチーフで、リファレンスにギャザーが入っていたわけではなく、ジャージのダルダルした雰囲気を別の方法で表現するためにギャザーを入れた作りにしたそうだ。

ちなみにSADEが作っていたPT31はジャージとスーツ地を切り替えたもの。
それを見た僕が(ちょうどベルベットの何かを作りたかった僕が)お願いしたのがMANHOLE EDITIONである本企画:Gathered Velvet Jerseyである。
元のPT31(ジャージ×スーツ地)の面影が全く思い出せないくらい、最初からこうだったかのように自然に出来上がった。

さて、Gathered Velvet Jersey。
ジャケット地のバンチにあるベルベットやシルクレーヨンのベルベットなどの繊細なそれと違い、化学繊維のベルベット。で、ジャージ。つまり伸縮性に富んでいて洗濯可能ですぐに乾く。
時代によって「お洒落なもの」として受け入れられるジャージではあるけれど、例えばドラマ:ごくせんでヤンクミがジャージを冒頭から仕事着にしていたように、ジャージはあくまでもジャージ。土埃と汗の匂い。動きやすくて薄汚れてもすぐに洗えてすぐに乾いてすぐに着ることが出来るのがジャージ。

そう、ジャージの良いところは「100%格好が良い洋服ではないところ」だ。
ただ、工夫すれば格好がいい。格好が良い上に楽だ。そして、工夫するのが楽しい。
MANHOLEオープン当初。いや、以前の僕らがジャージにジャケットを羽織って革靴を合わせていたのは、楽しかったからだ。
全部が全部格好いいわけじゃないジャージの中から「着たい」と思うジャージを探して、それを使って格好がつけられるのが楽しかった。


2020年代ではランウェイを歩く洋服になっているけど、昭和の時代だとスクールウォーズ。
そんなラガーシャツもまた「工夫すれば格好が良く楽しい洋服」というカテゴリーの一つ。
いつの間にか2020年代にランウェイを歩く格好いい洋服になっていたダック地の作業服。
これもまた「工夫すると楽しい洋服」というカテゴリーの中の一つ。


SADEの作るジャージ:PT31。
この洋服はジャージらしいジャージだ。
「今スタイリッシュに見えるジャージ」を作るのであれば選ばないような作りだからこそ、僕の目には余計にそう見える。

“SADE” [MANHOLE EDITION] – PT31 –
GATHERED VELVET JERSEY ¥40,700-(tax included)


SADEが作っていたPT31はジャージとスーツ地を切り替えたもの。
それを見た僕が(ちょうどベルベットの何かを作りたかった僕が)お願いしたのがMANHOLE EDITIONである本企画:Gathered Velvet Jerseyである。
元のPT31(ジャージ×スーツ地)の面影が全く思い出せないくらい、最初からこうだったかのように自然に出来上がった。

MANHOLEオープン当初。いや、僕らがジャージにジャケットを羽織って革靴を合わせていたのは、楽しかったからだと思う。
全部が全部格好いいわけじゃないジャージの中から「着たい」と思うジャージを探して、それを使って格好がつけられるのが、楽しかった。

工夫すれば格好がいい。格好が良い上に楽。
そして、工夫するのが楽しい。
そんな感覚を、PT31が思い出させてくれればいい。


※10月11日(土)にMANHOLEで発売します。オンライン掲載は10月14日を予定しています。
在庫状況に応じて掲載しない場合もございます。何卒ご了承ください。


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河上 尚哉

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