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蘇るショーツ


去年そうだったんですが、5月くらいから短パンを穿いていると「もうこのまま冬も短パンで行けないかな、楽だし」と考えたりします。こんにちは、河上です。
CLASS、秋冬生地の短パン:CCFA13UNIは「もうこのまま冬も短パンで行けないかな、楽だし」というのを叶えてくれる短パン。な、だけじゃありません、それだけだったら他に選択肢がある。

CCFA13UNI A – Charcoal [Dormeuil tonik compact double face]
CCFA13UNI B – Black [Dormeuil barathea 480]



こんにちは、吉田です。
ご覧いただいた通り、短パンです。膝下丈のスラックス、そう呼びたくなる方もいらっしゃることでしょう。モノは言いよう、という話なのでここではあくまで秋冬生地の短パン。
短パン、と繰り返せば繰り返すほど、この「たんぱん」という語感に似つかわしくないラグジュアリーな生地(ここでいうラグジュアリーとは、値段もそうだけど地味だけど派手なニッチさ)が思い出されます。
Dormeuil社製のダブルフェイスのトニック、そして黒のバラシア。
本来短パンに使うような生地ではないのかもしれませんが、こうして短パンとして形になってしまうとこうなるのが必然だったかのような圧倒的な迫力を感じます。

はい!
河上さんの冒頭数行から世界陸上さながらのバトンタッチを試みようとしたその矢先。
冬まで短パンでイける、だけじゃない……?


ダッフルコートにロングブーツ。
厚手のニットカーディガンに白いスニーカー。
このような組み合わせを見るだけでも、「冬まで行ける」ことはたやすくイメージできますね。
むしろ「まで」から漂う “なんとかなる感” からは程遠い「冬だからこそイける」組み合わせだと思います。
そりゃあ夏にコートやニットなんて着ねえからなと言われてしまえばハイと頷くしかありませんが、そういうことではありません。
「秋冬しか着られない」モノと短パンは不思議なほど合うのです。
夏に求められる軽装の条件ではなく、冬の装いではなかなか避けられない上着のボリュームやある種見た目の重さから解放してくれる、軽さ。
というか、スペースですね。重々しさから逃れるにはスペースを空けるが易し。
それがこの短パンの場合、くるぶしからすねらへん。



お気づきでしょうが、結局ここまで「冬まで行ける」ことのみ。
河上さんが言うようにそれはきっと秋冬生地のショーツに共通する要素。

それでは何だろう。

もちろんこのウール生地が「たんぱん」と呼ぶのを一瞬ためらいそうになるラグジュアリーな生地(しかも、地味で派手というラグジュアリー)であることは大きな特徴だし、ベルトループがなくサイドボタンでウエストを調節するダックストップ式のアジャスター、サイドシームや一見ターンナップされたような裾からは出るはずのない切りっぱ然の糸のような破壊的ディテールもこの短パンならでは。

それでは何だろう。

甘い考えでバトンを受け取った吉田は考えます。このBLOGのタイトル「蘇るショーツ」。
これはぼくが編集ページを開く前から付いていました。ここですね。きっと。

ショーツ自体は一旦しななそうだし、もしそうだとしてもショーツ自体がテッテレーっと蘇る姿も想像できないのでその線は一ナシ。はたまたフェニックス的なファンタジー要素なんて入るわけない。
フムム。


「蘇る」というのをカタくならずにふわっと解釈してみると、
それは「元あった何かが前とは違った顔を見せる」ということかも知れません。
そうなると・・・蘇るのは、靴かも知れない。靴だ。

それはたぶん、さっきの軽さ、つまり「くるぶしからすねらへんのスペース」が関係しています。
 -この丈なら何でもいいんだろう?
そんな揚げ足取りに耳を傾ける必要が無い理由はまさに、ついさっき列挙したこのパンツのディテールひとつひとつにあります。
CCFA13UNI だから。そう言えます。

元も子もないように聞こえるかも知れませんが、やっぱりつまるところ洋服の魅力ってそういうスペシャリティにあるんですよね!

スペースが露わになる、そう聞くと何かすっとんきょうな感じがするかもしれませんがご安心を。
いつも履いていたはずの靴下が日の目を浴びる日がきました。
(ちなみに上画像のネイビーはNEWオリジナルLONG HOSE!)



MANHOLEロングソックス!
そしてお気に入りの靴。
もう、それだけでOK。丈の絶妙さに気を取られ、特殊なものだと考えすぎては勿体無い。
短パンなんですから。
ただ、とくべつ。
特別なたんぱん。
特別なたんぱんはもしかしたらお気に入り(だった)靴の違った顔も見せてくれるかも知れません。
たしかに、蘇る、のかも。それは楽しみですね。



– CLASS –
“CCFA13UNI B – Black [Dormeuil barathea 480]” ¥96,700-(tax included)
“CCFA13UNI A – Charcoal [Dormeuil tonik compact double face]”¥114,400-(tax included)


はい、戻ってきました。河上です。
悠人が大体書いてくれました。

僕は全く物を手放しません。
手放すとしたら悠人にあげたり匠にあげたり禅野君にあげたり、そういう風に手放します。
で、物を手放さない男の目の前には「気に入っていたけどしばらく着ていない物」や「なんで買ったのかわからない物」「気に入っていたけどしばらく履いていない靴」や「なんで買ったのかわからない靴」など色々積み重なっていきます。「なんで買ったのかわからないシリーズ」はその内「だから買ったのかシリーズ」となって腑に落ちたりするのですが、厄介なのが「気に入っていたけど〜シリーズ」です。
一度飽きると戻ってくるまでに結構な時間を要します。
このショーツはそういう「気に入っていたけど〜」みたいなものに新しいバランスを添えてくれるはずです。そういう意味でも、蘇るショーツ。どうぞ、甦らせて。


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普通の革の普通の靴も並べたいな、と思いF.LLI Giacomettiの名木型:LUIGINOのローファーをオーダーしました。
甲革はここ数シーズンブーツに使っている使い勝手の良い革:Vachetta Elbamatt。
そして、これまた使い勝手の良い起毛革:Superbuck。
ここでいう使い勝手というのは手入れがしやすいとか革として強いとかそういう意味も含まれますが、今回のローファーのテーマは「男らしく柔らかい、すなわちグッドイヤーなのに履き馴染みが良い」ということ。この二つはそれを叶えてくれる革。

F.LLI GiacomettiのLUIGINO木型のローファーは、グッドイヤーだからこそ男性的な格好良さが出ると思います。垂直なソールから切り立つように垂直に伸びるトゥなど、特に。
て、グッドイヤーのまま更に柔らかく履き馴染みがよくするにはどうすればいいかな、と考えて思い出したのが「ライニングをヒールカウンターとタン裏にしか用いないアンラインド」という仕様。
そもそもF.LLI Giacomettiのグッドイヤーは手縫い、更にウェルトも男性の体重を支えている内に形が変わってこない程度に柔らかい(固いとソールが返らない、柔らかすぎるとアウトソールがズレてきたり台形になったりする)ので履き馴染みは良いのですが、更に履き馴染み良くできるかもというある種の試み。

で、ライニング張らずに使える革ってどれですか?と聞いて候補に上がったのがVachetta ElbamattとSuperbuck。
ライニングを張っていないだけでここまで柔らかく軽くなるんだな、という印象。
もちろんライニングが張ってあることのメリットはありますが、今回はアンラインドのメリットも感じてみたい。今の所「男らしく柔らかい」という当初の目的はクリア出来ていると思います。
あとは実際に履いて感じてみてほしい。

FG254 – Vachetta Elbamatt Piombo ¥121,000-(tax included)
Size:39 – 43


FG254 – Vachetta Elbamatt Nero ¥121,000-(tax included)
Size:39 – 43



FG254 – Superbuck Snuff ¥118,800-(tax included)
Size:39 – 43


FG254 – Superbuck Nero ¥118,800-(tax included)
Size:39 – 43



ここから怒涛の紹介が始まる、と思いきや今日はなんだか人気店だったので諦めます。
平日だから暇だろ〜、と油断してましたね。休日でも暇なんですけどね。
また今度詳しく紹介しようと思いますが、革靴は革靴。
いつも通りオンラインに掲載はしない上、ライニングを張っていないことで普段とフィッティングも多少変わるので試しに履きに来てほしいです。
男らしく柔らかい、F.LLI Giacomettiのアンラインドローファー:FG254。





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河上 尚哉

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本日はLUTZ HUELLEより、HUTTON DENIM PANTSの紹介です。
とりあえず、ワイドストレートのブラックデニム。


デザイナーはLUTZ HUELLE。
セントラルセントマーチン卒業後、1995年にMaison Martin Margielaに入社、後にマルジェラ本人のアシスタントを務め、ニットやアーティザナルラインのコレクションを任されるようになったらしい。
2000年、パートナーのDavid Balluと共に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。

で、彼の作る洋服を知らなくても、彼の姿を見たことがある人はいると思う。
ヴォルフガング・ティルマンスの作品に登場、というか表紙も飾っているのがルッツ。
ルッツ本人やティルマンス本人の様々なインタビューにて書かれているように彼らは同窓生。
そして、その親交は今も尚続いているようだ。

Thu.8.14.2025 BLOGより



まさに「彼の作る洋服を知らなくて」、「彼の姿を見たことがある人」のひとり、ぼく(吉田)。
稀代のミーハー(どれ位ミーハーかというとたった今[ミーハー 意味]と検索する位)のぼくは、ひとまず飛びつきましたよ。
「ティルマンスのあの写真の右の人」と聞き、「へえ!」と。
確かに何度か見たことある写真でしたが、もう1人の自在の関節を持つ人のポーズに気を取られて若かりしルッツ氏の印象は薄かった。とほほと反省しながら今朝店内を散歩していたらちょうどその写真が表紙を飾る写真集を発見したので、ペラリペラリと眺めていると、その写真以外にもちらほらルッツ氏が登場。奔放な姿で友人たちと、楽しそう。友だちっていいですね。

と、いつもの調子でつらつらと書いていると、どうせぼくのことだから、.。oO(LUTZ……ルッツ……フム)
「リッツパーティが実際に開かれた回数ってどのくらいなんですかね?!」
こんなトンマ発言に繋がりかねないのでストップ。
とはいえ、ぼくにとってLUTZの取っ掛かりとなったTillmansの写真の話をしようにも、
「なんでもないようなポートレートや風景なのに全てが違って見える」と言った類の紋切りマンになってしまうのも避けたい。しかしTillmansの写真に特別詳しいわけでもないぼくに言えることなど無に等しい。
あ、そういえば結構前に表参道のLVのギャラリーの展示に行ったことを思い出した。プリントされて額装されて大小様々、被写体も様々。
今、詳細を思い出そうと唸っていますが諦めました。なんかのスニーカーがドカンと写されたおっきい写真しか思い出せません。ただのスニーカー(と脚ちょっと?)なのに、見上げながら「スゲー」と思った気がします。
おっきなスニーカーを見上げたことなんて初めてだったからかな、おっきかったからかな、ただのスニーカーだったかな、それともそのスニーカーが好みだったのかな、ナイキのなんかだったっけ……

ふぅ、Tillmans氏は、Lutz氏の友だち!
今日は、LUTZ HUELLE のデニムの紹介!
今、目の前にあるものを見る。



改めて、HUTTON DENIM PANTS。
フルレングス、ワイドストレート、ブラックデニム。
カテゴライズしてみました。大きな間違いはないと思います。
でもカテゴライズ、これほどつまんないことはないですね。

と、言った瞬間、いや、逆に良いのでは?ワイドストレートのブラックデニムということで。まずは。

「たぶんちょっとフツーではない」という印象は受けたはず!
前提があれば、浮き上がって見えてくるものもあるはず。


サイズは42。レディースブランドのLUTZとして、一番大きいサイズ。
ワイドなウエストをベルトでギュッと絞って。


で、シュピーン!としている裾。


ワイドデニムらしい弛みも見せるのに、


シュピーン!と歩く。

のは、くっきりクリースが際立たせる縦の鋭さもあると思います。
が、それでいてシャキーン!ではなくシュピーン!なのは、またひと味違う違和感が混ざっているということ。



それは、シンプルかつ大胆なワンタックなのかもしれません。
クリスピーなデニム地に生まれた襞が腰回りを絞りつつふわっと立体感が生まれたところからピーン!とクリースが伸びていくと。
つまり、「シュ」だったんですね。



長めの丈、裾をちょちょいと折ってみる。



それで腰を落としてみる。
さっきまでとは別のデニムみたいですね。でも同じです。
すっきり腰パンできる腰回り、嬉しいですねと褒めながらやはり目に留まるLUTZロゴ。
ずっと見ていると文字じゃないなにかに見えてきそうな感じ、かわいい。


一転、ぐしゃーんとずるずる穿く。
洗練された奔放さ。
いや、なんだか急にカッコつけて言ってみたくなりました。
さっきまで「キャっ」とか言ってたのに、話始めたら眼光鋭し。そんな感じですよね?



「ちょっと!!あんたそんなところで寝ないでよ!」

そんな場合がほとんどだと思いますが、時にはそれがかえがたく良く見えることだってあります。
いくら後から「奔放だ」と評されようが、「ボクたち奔放だなぁ」とわざわざ思いながら今を過ごしていたとは思えない。奔放(らしい)ものを洗練されていると感じることも、そりゃああり得ますよね。

ある写真が「わからない」けど「なんか良い」と思うとき、
その「なんか」は技巧や意匠かもしれないし偶然かもしれないし、思い出かもしれない。

「フツーなのにフツーじゃない」というのは結局、フツーもフツーじゃないもどうでもよくて、
「なのに」がどこまでも面白いはずです。

” LUTZ HUELLE ” – HUTTON DENIM PANTS –
Size:42 Color:BLACK ¥79,200-(tax included)


ちなみに河上さんに「このフツーなのにフツーじゃない良さっていうのはなんなんですかね?」と、聞いたところ「うーん、メンズのブランドだとどうしてもデニムの染めが〜とか縫製が〜とか拘り出しちゃうんだけど、LUTZの場合はレディースブランドで、どちらかというとそういうのよりも大切にしていることがある。し、デニムの良さはヘビーデューティで「古き良きアメリカ」的な部分だけじゃなくて、このデニムに使われている90年代のデッドストック生地のような大衆的で軽やかな色気にもある。なんかいいよね、このデニム」と、言っていました。

なんか良いデニム、どうぞ。


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吉田 悠人

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明日から



真っ赤な靴も真っ赤なパンツも真っ赤なスウェットも真っ赤なニットも真っ赤なジャケットも作ったから、次は真っ赤なコートかな、なんて考えていた最中に真っ赤なコートが届きました。
そういえばオーダーしてたな、NICENESSのダッフルコート:R.WETTON。
くすんだ赤でもバーガンディでもなく、真っ赤。

“NICENESS” – R.WETTON -[Horse Riding Melton Duffel Coat]
Color: RED,NAVY Size:M,L ¥220,000-(tax included)


梳毛のタスマニアウールを撚って織ったメルトン生地。
で、NICENESSの用いるメルトンは従来のガサガサで重い、そして別に着ても暖かくはないメルトンのイメージを覆す顔付き、肌あたり、着心地。
鮮やかな赤と深いネイビー。


仕様は昨シーズン紹介したものと変わりません。
フードはデタッチャブル、トグルもデタッチャブル。
仮に外したトグルが全て失くなったとしても楽しめる。

“NICENESS” -H.LEDZ-[Horse Leather Shoulder Strap Bag]
Color: BLACK Size:FREE ¥126,500-(tax included)


と、革大物:H.LEDZ。質感の塊。

“NICENESS” -D.SCHENKER-[Overdyed Stripe Flying V Trousers]
Color: D.NAVY Size:S,M ¥85,800-(tax included)


フロントをクッションさせても裾はズラない逆モーニング仕様。
ロマンを実現させたパンツ:SCHENKER。
今シーズンはウールリネンに洗いをかけたクシャッとした生地。


“NICENESS” – LOWE.TUNES – [Looney Tunes Printed Horse Leather Shoulder Bag]
Color: B.BUNNY, P.PIG, P&P.PIGS Size:FREE ¥79,200-(tax included)


と、シリアスの中のユーモア。
良いとされている物やかっこいいとされている物だけでなく、笑いやノイズも是非。
明日から。


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河上 尚哉

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POETRY OVER PUBLICITY, SKILL OVER SPEED.
AND ELEGANCE OVER EXTRAVAGANCE.

宣伝よりも詩を、速さよりも技を。
そして、華美さよりも優雅さを。

なんて美しいスローガンなんだろう、と思いました。フランスより、MAX THOMAS SANDERSON。
文字、単語、句、文、文章。で、深く理解し慎重に選んで丁寧に繋いできた、それ。
それが形になった洋服。



以下、コピペ。
●ブランドのルーツと背景
マックス・トーマス・サンダーソンは、2022年に自身のブランドを立ち上げたオーストラリア出身のファッションデザイナーです。
タスマニア州の広大な牧草地に囲まれた羊牧場で育ち、良質な羊毛に囲まれた環境が彼の創作の根底にあります。
18歳でメルボルンに移り、ロイヤル・メルボルン工科大学でファッションデザインを学びます。卒業後は伝統的な仕立屋の工房で実践を積み、縫製技術や衣服の構造を習得しました。
その後パリへ渡り、パーソンズ美術大学パリ校で修士号を取得。大手ラグジュアリーハウスでの経験を経て、2022年に自身のブランドを設立し、独自のクリエーションを追求しています。
また現在もブランドの運営の傍らで、パーソンズ美術大学パリ校で学生達の指導を行っています。




●ブランドの理念と特徴
マックスは自身のブランドについてこう語ります。
「私のブランドは単なるファッションブランドではなく、現代版の仕立屋の工房です。『コレクション』や『シーズン』の枠にとらわれず、ジェンダーレスに服の原型となる『エディション』を年に一度発表し、そこから徐々に深化させています。」
伝統的なテーラリング技術を基盤に、彼は厳選された素材を用い、時代を超えたワードローブを生み出しています。すべての作品はパリ郊外にある彼の工房で、「オートクチュールの伝統に則り」一着一着オーダーメイドで丁寧に仕立てられています。




●製作プロセスと技術
彼の作品は欧州連合知的財産庁に登録された独自のステッチ製法で作られており、一着あたり約55時間の手縫い作業が施されています。内部の仕上げに至るまで、すべてデザイナー自身の手によるものです。付属品に至るまで、全てデザイナー本人が製作しています。
また、マックス・トーマス・サンダーソンはジェンダーのアイデンティティや表現に縛られない、現代的で職人技に根ざしたテーラリングブランドです。デザイン、裁断、縫製はすべて自社アトリエで行われ、正式なオーダーメイド技術に基づく手仕事の独特なステッチが刻まれています。
素材はオーストラリア産ウール、イタリア製シルク、イタリア製コットンなど最高級の素材にこだわり、すべて注文生産で提供しています。




●ブランドの価値観
このアトリエは、機械では決して代替できない完全な「ハンドメイド」を強く信じています。
宣伝よりも詩的表現を、スピードよりも技術を、派手さよりもエレガンスを重視し、丁寧で誠実なものづくりを追求しています。
彼が生み出した「シグネチャー・スローステッチ®」と呼ばれる彼の独自技法は機械で再現不可能で、アトリエ内でのみ手作業で施されています。
さらに、フランスのオートクチュールの伝統に則り、注文が確定するまでは一切の裁断を行わず、完全な受注生産体制を守っています。これにより、持続可能かつ高品質なファッションを提供しています。


“MAX THOMAS SANDERSON” -HYBRID TROUSERS-
¥189,200-(tax included)


世界中の誰もが知る大手ラグジュアリーハウスを離れ自身でのモノづくりを始めたMAX THOMAS SANDERSON。

先にコピペしたブランド説明にある「オートクチュールの伝統に則り」「ハンドメイド」「一着あたり55時間」「最高級素材」など、値段が高い洋服であることが容易に想像できる。
事実、僕は物を見る前にブランドの説明を受けている時「ま、俺には関係のない話かな」と、聞いてるふりをしてほとんど聞かずに違うことを考えていた。何を考えていたかは覚えていないけど、とりあえず今は「今日の夜はサンマが食べたいな」と思っている。それくらいのことを考えていたんだと思う。
僕らは高いものが欲しいわけではなく良いものが欲しいわけではなく、自分たちが欲しいものが欲しい。

“MAX THOMAS SANDERSON” -TAILORED JACKET-
Color:BLACK ¥717,200-(tax included)


ただ、このジャケットを羽織った時に決めた。
「俺には関係ない話かな」どころか、コート、ジャケット、パンツ、シャツ、ほぼフルコレクションで仕入れることを決めた。
理解できる理解できない買える買えない売れる売れないではなく自分が良いと思ったものを素直に並べられる、そして「世の中にはこういうものがある」と、認めることが出来るお店でありたい。


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