Peter Tosh with Robbie Shakespeare on the Bush Doctor tour, 1978
こんにちは。
MANHOLEの中台です。
SS21のNICHOLAS DALEYは”Stepping Razor”と銘打ったコレクション。
“Stepping Razor”とは、Bob Marleyと並び、偉大なレゲエアーティストであるPeter Toshの呼び名であり、誰もがどこかで聴いたことのある彼の代表曲名でもある。
上のショートフィルムを見てもらえれば分かるように、空手の要素を取り入れている。
不思議に思う方も多いと思うが、どうやら当時Peter Toshは空手にのめり込み、黒帯まで持っていたらしい。
そんな背景からインスピレーションを受けたコレクション。
当時のライブ映像でも、法被か道着のようなものを着ている。



” NICHOLAS DALEY ”
– ZIP THROUGH FIELD JACKET – ¥79,000+TAX-
70’sスタイルのフィールドジャケット。
一見するとオーセンティック。
着ることで意外と変なジャケットということが分かり、気になる存在になった。
部分的に使っているシルクジャガードが効果的に映える。
普段は敬遠しそうな大きなワッペンは、ルーツを感じられるとポジティブに受け入れられそう。
古着でごく稀に出てくると嬉しくなる、”なぜこのジャケットにこのワッペン?”という、いい意味でギャップのあるバランスに近い感覚を覚える。







後ろ姿がかっこいいジャケット。
決して小さくは無いんだけど、背中が気持ちよく決まるところが良い。
この洋服は大きいサイズを選ばずに、ジャストサイズで着て欲しい。
ウエストのドローコードを絞れば少し表情を変えることもできる。
こういうのが欲しかったんだな〜、と気分にマッチしていることに気付かされた。
レゲエと空手、そしてファッション。
一見無関係に思えること/もの。
実は様々な角度で繋がっている。
そう考えると、僕が今までに好きだった、時間を費やした、お金をかけた、様々なこと/もの、現実的に役に立つものではないけれど、無駄の積み重ねが感覚を豊かにしてくれたように思う。
僕が8年空手をやっていたことも何かに役立つんですかねえ…。(黒帯)
さっきお客さんから「Blog、よそのお店でコピペされてますよ〜。」と連絡が来ました。
参考にしてくれて嬉しいのですが。。。
MANHOLEのBlog、全て僕らの無責任な主観でのお話なのでコピペには向かない気がするんだけどなあ。
MANHOLE official instagram
中台 竜郎
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

こんにちは。
MANHOLEの中台です。
NICENESSのコーティングペインターパンツ : BECKがかっこいい。
綿麻の混紡糸で織り上げた10.5ozインディゴデニムの上にコーティングを施し、さらに生地に洗いをかけることでコーティングに剥離を生じさせた、特殊な風合いの生地。
こんな生地は、古着には絶対に無いし、現行でも見たことはない。
だからといって、奇抜な生地という訳ではなく、爽やかな印象を受ける。




パッと見た印象はシンプルだけど、面白い縫製/パターン、豊かな表情をみせる生地の風合いが光る。
ワイドストレートの男らしいシルエットだが、なぜか女性的な軽やかさや柔らかい雰囲気を感じる不思議なパンツ。
ここまででも十分に個性のあるパンツなのに、実はリバーシブル。
いつも僕らの想像を軽く超えていく…。






裏側も色のトーンは近いが、印象は大きく変わる。
普段は片側しか着なくなるリバーシブルもこれなら両面楽しめそう。
欲しい。

” NICENESS “
– BECK – ¥58,000+TAX-
一本でパンツ二本分。
「かっこいい!面白い!楽しい!欲しい!」という、自分の心から湧き上がる熱い何かを感じることの出来るパンツ。
少し冷静に考えると、この洋服には手間と技術とアイデアが大量に詰まっている。
NICENESSの洋服の品の良さは、その「手間と技術とアイデア」をこれ見よがしに主張しないところから来るのかもしれない。情熱という感情の裏側をいつでもサラッと通り過ぎる。
確かに着ていて楽しい。
確かに着ていて面白い。
確かに着ていて欲しくなる。
確かに着ていて、かっこいい。
その理由はなんだろう?と、自分で考えるところから、NICENESSの本当の面白さが始まる。
MANHOLE official instagram
中台 竜郎
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892

こんにちは。
MANHOLEの中台です。
RANDYのリネンベスト。
僕はいつも展示会に行っていないので、入荷して初めて見ることになる。
RANDYのサポートをしているアルバイトのヨシロウにも最近会っていないし、河上からも特に何の説明も受けていないけど、何気なく羽織ってみたら良い感じ。
葉脈みたいな切り替えにこの色味、枯葉のような印象を受けた。
鈍く光るリネン生地にはどことなく品が漂う。
渋いのにフレッシュ、違和感と好感、色々な感覚を楽しめそうなベスト。





” RANDY “
– Hampstead Dancer – ¥32,000+TAX-
最近僕が好きでよく着ているPATAGONIAのR1プルオーバー(上の写真でも着ている。)にも良く合う。
このベストはポケットもボタンも無いし、利便性とは程遠い。
そういう意味では何も機能しないベストだけど、着ると気分が良い。
楽しむという点においてはすごく機能的なのかもしれない。
河上に「なんで仕入れたか教えてよ。」と、聞いたところ「なんか良いじゃん。」と言ってました。
男性の買い物は色々と頭で考えがち。
RANDYの洋服からどこか女性的な印象を覚えるのもそういう部分にあるのかもしれません。
家にあるもの、これから手にするもの、色々な素材のもの、様々なものと適当に合わせて楽しんで欲しいです。
MANHOLE official instagram
中台 竜郎
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892
僕らはいつもぺらぺら
こんにちは。
MANHOLEの河上です。
のんびりとした日々が続きます。
今日もお客さんとぼーっとしてたら一日が終わってました。
毎年、この時期はやらなきゃいけないことが頭の中で少しずつ積み重なっていくタイミングです。
ぼーっとすることに対する背徳感と、ぼーっとすることに対する焦燥感。
春は複雑ですね。
さて、今日紹介するのはFRANK LEDERのぺらぺらのコート。
去年仕入れたRUBBERIZED COTTONが気に入ったので、今年も仕入れてみました。
ラグラン / ツートーン / 着丈が少し長い等、仕様の違いはありますが、僕が「良いなあ。」と感じる点は変わらない。
僕は良く「ぺらぺらのコートが好き。」なんて、ぺらぺらとお客さんに喋ったり、ぺらぺらな文章を書いたりしていますが、ぺらぺらだったらなんでもいいってわけじゃありません。
このコートはぺらぺらしているのに、ぺらぺらした僕がぺらっと羽織っても、不思議と着た時の印象はぺらつかない。
ぺらぺらしているから着心地は軽い、ぺらぺらしているのに着た雰囲気は重い。
ぺらぺらしているから春の麗らかな風になびく、ぺらぺらしているのに風光る春にアンニュイな影を落とす。
「春だから」といって、無理に爽やかになるつもりも無い僕にとってこの気怠げなコートはちょうどいい。

” FRANK LEDER “
– VINTAGE FABRIC EDITION COAT – ¥138,000+TAX-
そんなFRANK LEDERのぺらぺらのコートですが、「洋服を通じて何かを伝えたい。自分の作るものに共感できる人だけ、好きな人だけ、面白いと思う人だけ手にとってもらえれば良い。」なんていう意思を強く感じます。
誰にでも似合うように内容を詰め込められた物よりも、こういった特定の誰かをめがけて作られた事により何かが欠けている、何かが足りない物の方がよっぽど胸を打たれる瞬間があるのです。
見た目も口先もぺらぺら。頭の中身はスカスカな僕たちだけど、誰かに何かを伝えたいからお店をやっています。
だからこそ、誰かに売り方まで完璧にお膳立てされた何かよりも、どこか何かが欠けている洋服くらいの方が「良いなあ。」と、思いながら紹介できるのだと感じます。
既に詰め込められた物を捨てる作業よりも、足りない何かを考えながら補っていく方が、よっぽど楽だし楽しいんじゃないでしょうか。
MANHOLE official instagram
河上 尚哉
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892
Kilgour French & Stanburyのジャケットの袖口につけられたアジャスターベルトとアジャスターボタン。
Henry POOLEのトラウザーズのアジャスターベルトとアジャスターボタン。
これは「ダックストップ(daks tops)」という名称のディテールらしい。
名前だけが頭に残り、「あひるの嘴を上から見たのかな。」なんて思っていたんだけど、英国のブランド:DAKSがゴルフ用のトラウザー向けに考案したディテールだそうだ。
どうりで「DUCK’S TOP」あるいは「DUCK STOP」で調べてみても的外れな情報しか出ないわけだ。
クラシックな英国物/もしくは英国風の物で見かける為、勝手に「ミリタリー/ハンティング起源のディテールなのかな。」なんて妄想していたけど、ゴルフ用のスポーティなディテール。確かにそう言われるとそうなのだろう、と腑に落ちる。
まあネットに落ちている断片的な情報なので本当かどうかはわからないけど。だし、本当かどうかなんて本当はどうでもいい。ただ、断片的な情報でも知ると面白い。
さて、起源がどうこう、用途がどうこうは置いておいて、僕は「サイドアジャスター/シンチバック/サイドシンチ」というディテールが好きだ。
今は太ってしまってそういう悩みは一切ないけど、昔の僕は「ヒップはあるけどウェストが細い」という体型だった。
そのため、ベルトでウェストを締め上げるとどうしてもウェスト部分にたるみが出るのが気になっていた。いや、ウェストが極端に大きいパンツをベルトで締め上げて穿くのは好きだ。「まあ、そういうもんだろ。」で片付く。
「ちゃんと合いそうなんだけど、地味に合わない。」くらいのサイズ感のパンツを穿いた時にそうしたたるみが発生するのがどうにももどかしい。ウェストを詰めればいいんだけど、それはそれでめんどくせえな、なんて思ってしまう。最近は「詰める」悩みよりも「出す」悩みが出てきたから悲しい。
結局諦めて穿いているとどうでもよくなるんだけど。
その点、サイドアジャスターやシンチバック/サイドシンチが付いているパンツは、締め上げると「まあ、そういうもんだよな。」で片付くから気持ちが楽でいい。
そういう理由からか、古典的な見た目に惹かれているのかはわからないけど、僕はサイドアジャスターのディテールが好きだ。付いていればいいってもんじゃ、もちろんないんだけれど。
今日紹介するのはCLASSのDog’s nose。
サイドアジャスター付きのベルトレストラウザーズ。
クリースさえ入れればクラシックなトラウザーズに見えそうだけど、サイドシームはステッチで叩かれ切りっぱなしで処理されている。
シルエットはストレート。
1型はsuper140’sの糸をハイカウントしたハリのあるグレーの生地。
もう1型は絣のストライプ、生地だけ見ると日本的な要素を感じるけど、洋服になるとヨーロッパ的な要素も感じるから面白い。
ディテールの起源、リファレンスがどうこうはどうでもいい。
もちろん知る楽しみや考える楽しみ、追求する楽しみ方もお客さんに伝えることが出来たらそれがベストなんだろうけど、洋服の楽しみ方は人それぞれだ。押し付けることは出来ない。
僕がこのトラウザーズを気に入っている点は「サイドアジャスターが付いているから」でも「選ぶ生地によって、合わせ方を変えることが出来るから」でも「サイドが切りっぱなしになっているから、上品な生地なのに適当な合わせ方を楽しむことが出来る、必要以上に高そうに見えないから」でも「腰回りにボリュームのあるパンツが多い中で、改めて新鮮に見えたから」でも無い。ましてや「CLASSだから」でも絶対に、無い。

” CLASS ” – dog’s nose –
SUPER140’s ¥79,000+TAX-
Wool Kasuri Stripe ¥68,000+TAX-
このトラウザーズを取り巻くムード、全て含めて「穿くと最高にかっこいいから。」だ。
僕らはそれを第一に伝えていきたい。
MANHOLE official instagram
河上 尚哉
〒107-0062
東京都港区南青山4-1-3 セントラル青山003号室
M : info@manhole-store.com
T : 03 4283 8892